■ 2014ACL出場チームレビュー　

貴州人和　監督　宮磊（Gong Lei）

-----------ムスリモビッチ---------------

于海　　　　ミシモビッチ　　　曲波-----

-----------楊昊　　マチンスキ-----------
　　　　　　　　　　
張成林　　孫継海　　サリー　万厚良-----

-----------------張烈---------------

○概要
95年上海で創立→06年西安→12年現在の貴州省貴陽に至る流浪のクラブ。オーナーは地下街開発デベロッパーの人和グループ、地元貴州の茅台（ﾏｵﾀｲ）酒メーカーがスポンサー。
資金力を武器に近年安定して上位に残り、昨年リーグ4位＆カップ戦決勝で恒大を破り初タイトル。2年連続ＡＣＬ出場。

○強み
監督は自国人が留任し、前線のボスニアコンビや守備陣などチームの骨格は不変。中国では珍しく継続性がある。
何といってもミシモビッチの実力はアジアレベルでは健在。
ホーム貴陽で恒大に2勝2分など強みを発揮。柏には敗れたが。。

○弱み
ミシモビッチが負傷のためＧＬ序盤欠場と言われ、これはあまりに痛い。また孫継海、曲波らベテラン多く、高齢化が心配。
セリエＡで活躍した主砲ムスリモビッチは昨年4得点と決定力に衰え。

○外国人
ＦＷムスリモビッチ、ＭＦミシモビッチ（ボスニア）
ＭＦマチンスキ（ポーランド）新加入、代表歴2試合
ＤＦサリー（豪州）コートジボワール出身
＊ＦＷユーリ（ブラジル）は登録外濃厚。
＊ＤＦ陳昌源（中華台北）は自国選手扱いだが、ＡＣＬではそうも行かず登録外濃厚。

○注目選手
ＭＦミシモビッチ
かつてウォルフスブルグで一世風靡したボスニア代表10番。近年下降気味だが貴州では圧倒的存在感示し、決定機の殆どが彼を経由する。押しも押されぬ大黒柱で、彼の復帰時期がチームの命運握る。

ＤＦ孫継海
マンチェスター・シティで活躍した37歳のキャプテンは、ＣＢとしてチームを牽引。代表復帰論も起きるほど充実している。代表では主にＳＢ、プレミアでは両サイドバック，両サイドハーフ，ボランチ。貴州ではトップ下、2004年アジアカップでは控えＦＷで起用された。