■ (インタビューアー:中田英寿)
◆これまで、あなたは数々のタイトルを獲得してきましたが、それでもサッカーに身を置き続けています。そのモチベーションはどこから生まれるのですか?
『一言で言えば、性格。サッカーに対する情熱です。金も名声もいらない。サッカーがあれば、何もいらない。』
『子供のころもそうだったし、明日友達と広場でサッカーをしたとしても、勝ちたいと思ってしまう。』
◆勝利を得るために必要不可な過程とは?
『チームの方向性を決めて、選手たちを適応させ、全員で同じ方向に進まなければならないのです。』
『大事なのは、チームがひとつの意識を持って、攻撃も守備も行うということです。』
◆あなたは、チームを作り上げていく時に、どのポジションを中心に考えていますか?
『私の場合、ポジションよりも選手のプレースタイルや特徴がチーム作りの判断基準になります。』
『選手が気持ち良くプレー出来るのは、どういうチームなのか。彼らにやりたくないことを強いると、チーム内に矛盾がうまれてくる。』
『いまのチェルシーには、まだそういった矛盾が残っている。私の現在の課題です。』
◆あなたが選手に求める一番の要素は、技術ですか?
『技術は一番、大切です。でも、もちろんそれだけではありません。』
『フィジカルの強さも必要ですし、戦術の理解も高くなければならない。』
『攻撃しか出来ない選手は必要ないですし、同じように守備の選手にも攻撃を組み立てられるだけの技術を求めます。』
『攻撃だけ、守備だけ、というのは時代遅れ。スピード、フィジカル、技術、そして戦術理解。勝つためは、それらすべてを理解している選手が必要なのです。』
◆プロ選手には2種類ある!
『プロ選手には2種類あって、ただの選手と情熱を持った選手がいる。』
『情熱を持った選手は、どんな過酷な状況にも対応できる。』
『私はそういった個性を見極めながら、起用する選手を決めるようにしています。』
◆ただひとつ言えるのは、真の一流選手は、常に「美しいプレー」ができるということ!
『美しいプレーというのは、どんなパスが来ても受け止め、的確なスペースにパスを出せることだと私は考えています。』
『そういうプレーができる選手はどんな時代でも活躍できるのではないでしょうか。』
◆美しいサッカーとは何か?
『その答えは時代によって変わる。サッカーは常に進化しているし、進化させることこそが私の仕事だと考えています。』
◆まだまだ監督として活躍する姿を見せてくれるのですか?
『アレックス•ファーガソンは70歳まで名監督として活躍しました。私はまだ50歳。』
『選手の引退は”今が引き際だ”と、母なる自然が決めてくれます。』
『でも監督の引き際は自分で決めるしかない。』
『もし私がサッカーに対する情熱を失ったら、それが辞めどきということになるでしょう。』
『でもまだしばらくは、それはないでしょう。』
『まだまだサッカーの進化と一緒に歩いていきたいという思いを強く持っていますからね。』
◆中田英寿、モウリーニョを語る
『彼は5年前に監督を務めるため、日本に来てくれた。本当に感謝しているし、素晴らしい人だよ。以前から親交があったわけではないけれど、本当に賢く、溢れる情熱を持った人。彼のそういう人柄が本当に好き。』
(中田英寿が主催した2008年に日本で行われたチャリティーマッチを振り返って)
(モウリーニョは世界選抜の監督として来日した)
『フットボールは様々な意味で大きな可能性を秘めたスポーツで、国境や言葉を越えて人々を結びつけるものだと思う』
(フットボールの可能性について)
『これまでは、日本では野球がナンバーワンのスポーツだった。しかし、現在はフットボールがナンバーワンだと思う。』
『多くの人がフットボールに興味を持ち、現在のアジア全域でも最もメジャーとなっている。』
『当然、チェルシーの名前は多くの人が知っている。クラブ・ワールドカップのために来日していたし、モウリーニョが率いていることでも有名。』
『彼に日本人選手のことを尋ねたら、レアル・マドリード時代に香川真司の獲得を望んでいたと言っていた。』
『それは、彼が日本人選手の可能性に注目していたことを意味する。今後、チェルシーでプレーする日本人選手が現れるかもしれないね。』
(日本とチェルシーとの関係について)
[ 2014年03月09日 - 00:07 ]
(03/09 - 11:34) 香川真司
(03/09 - 06:44) にせになるに見えた
(03/09 - 01:21) こんな浅い答えでも君にとっては為になるんだなw
(03/09 - 01:10) インパクトを避けた応答ではあるが、一般論ではない。何を重視し、どの方向を向いているかは、およそ分かる。
(03/09 - 00:39) かなりの一般論に終始しているように思いますがね
(03/09 - 00:09) 『プロ選手には2種類あって、ただの選手と情熱を持った選手がいる。』 『情熱を持った選手は、どんな過酷な状況にも対応できる。』 『私はそういった個性を見極めながら、起用する選手を決めるようにしています。』
マタについて (03/09 - 00:09) 『攻撃しか出来ない選手は必要ないですし、同じように守備の選手にも攻撃を組み立てられるだけの技術を求めます。』
(03/09 - 00:08) 『選手が気持ち良くプレー出来るのは、どういうチームなのか。彼らにやりたくないことを強いると、チーム内に矛盾がうまれてくる。』