■ 項羽の言葉
「力は山を抜き,気は世を蓋う。時、利あらず、騅、逝か ず。騅の逝かざるをいかんせん。虞や、虞や、汝をいかんせん!」
「天が私を滅ぼすのだ。戦に負けたわけではない。」
今回のブラジルW杯では、代表監督・選手や協会関係者の一部までも、試合に負けたこと以上に「自分達のサッカー」が出来なかった事を悔やんでいた。
彼等は、項羽のように「自らの強さ」を満天下に示せさえすれば、それで満足だったのかな?
「自分達のサッカー」が出来ようが出来まいが、GLで負けてしまえば、日本代表のW杯挑戦の歴史に新しいページを記すことは出来ないというのに・・・。
劉邦の言葉
「わしが天下を取っ て、項羽が天下を失った理由を言ってみなさい」と言った。これに対して臣下が「陛下は傲慢で人を侮ります。項羽は 仁慈で人を慈しみます。しかし陛下は功績があったものには惜しみなく領地を与え利益を分かち合います。これに対して項 羽は賢者を妬み、功績のある者に恩賞を与えようとしませんでした。 これが天下を失った理由と存じます」と答えた。
劉邦は「貴公らは一を知って二を知らない。策を巡らし、 勝ちを千里の外に決することではわしは張良に及ばない。民を慰撫して民を安心させることではわしは蕭何に及ばな い。軍を率いることではわしは韓信に及ばない。わしはこの三人の英傑を見事に使いこなした。しかし項羽は范増一人すら使いこなせなかった。これがわしが天下を取った理由だ」
目立ってなんぼのプロ選手の代表が、項羽の様な性格の奴等ばかりでも仕方がないのだが、そいつらを束ねる代表監督は、劉邦みたいな体裁を気にせずに勝利だけを目指せる我慢強い人が良いと思うんだけどね。
[ 2014年06月25日 - 15:47 ]
(06/25 - 17:02) 劉邦は項羽を部下として御すことができるのか。最後項羽に情けをかけず殺したのは部下に納まる器じゃないし御しきれないと思ったからじゃないのか