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AFP＝時事

サッカー元日本代表の松井大輔が、2014 World Cupで結果を残せなかった日本サッカーの今後を、AFPに対し語る。


松井は、ブラジルでは日本代表選手には鋼のような精神力が足りていないことが証明されたと語る。さらに、近年は小さい頃から欧州のクラブに所属する少年たちが出てきたとはいえ、まだ体の成長しきっていない彼らに過度な期待をかけるのは危険だと述べた。

　Real Madridの下部組織に所属する中井卓大君、FC Barcelonaの下部組織に所属する13歳の久保建英君はYouTube動画で大きな話題となり、日本のメディアはリオネル・メッシを引き合いに出して大きく取り上げている。

　しかし、4年前の2010 World Cupで16強入りの立役者の一人となった松井は、こうした少年たちが日本サッカーにとって本当に価値のある、本当の潜在能力を持った選手かを判断するには、しばらく時間がかかると警告した。

　Le Mans Union Club 72、AS Saint-Etienneなどでプレーした経験を持つ松井は語りました。
「久保君や中井君のことは見ています。しかし、日本の希望を2人に託すのは早すぎる。体がどういう風に成長するか分からないからだ」


2014 World Cupで日本代表チームがあえなく敗退したことを受けて、日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督が退任を発表した。
AFC Asian Cup 2011では同監督率いる代表に入っていた松井は、退任は避けられないことだと話した。

　松井は、「ザッケローニ監督が代表で目指した方向性は間違いだったとは思わないが、結果がすべてだ。W杯は、親善試合やConfederations Cup 2013とは全く違う」と語った。

「残念だ。日本は今回のW杯で自分を出せなかった。親善試合で日本に来る対戦相手は、ほとんどが観光気分だ。今回のW杯を見てると、南米勢は目をぎらぎらさせている。彼らにとっては流血の戦いだ。我々も今回の苦い経験から学ばないといけない」

　今大会の日本代表は23人のメンバーのうち、12人が欧州でプレーする選手で構成された。もっと多くの選手が海外へ羽ばたくようになれば、それは代表の利益にもなると話した。
「フランスやイングランドは特に体のぶつかり合いが激しいリーグだ。欧州で多国籍のチームでプレーして、経験を積むのは、間違いなく良いことしかない」

「久保君や中井君がどこまで行けるかはわからない。まわりの連中を見返してやるという気合を2人が持ってることに、本当に期待してる。日本と世界の差は詰まっているが、我々が突き抜けるにはスーパープレーヤーが必要だ」