■ 過去のドイツ代表　と　現在のイタリア代表　の共通点、
　 そして そこから推測される　イタリア代表の未来　は…


ドイツ代表　　　　　　　　　イタリア代表
（'86 準優）　　　　　　　　（'96 GL敗）
（'90 優勝）　　　　　　　　（'98 ８強）
（'92 準優）　　　　　　　　（'00 準優）
（'94 ８強）　　　　　　　　（'02 16強）
　'96 EURO　　　優勝　　　'06 Ｗ杯
　'98 Ｗ杯　　ベスト８　　'08 EURO
　'00 EURO　ＧＬ４位敗退　'10 Ｗ杯
　'02 Ｗ杯　　 準優勝 　　'12 EURO
　'04 EURO　ＧＬ３位敗退　'14 Ｗ杯
（'06 ３位）
（'08 準優）
（'10 ３位）
（'12 ３位）
（'14 優勝）



EUROとＷ杯が１つズレてはいるものの
'96〜'04のドイツ代表、'06〜'14のイタリア代表は
優勝 → ８強 → ＧＬ４位敗退 → 準優勝 → ＧＬ３位敗退
と、奇しくも まったく同じ成績を残している。

もっとも、「ＧＬ４位敗退」と同じ括り方をしたけど
ドイツと同グループは
・ポルトガル（フィーゴ＆ルイ・コスタら黄金世代の全盛期）
・イングランド（ベッカム＆スコールズ＆オーウェン全盛期、ジェラード台頭）
・ルーマニア（ムトゥ台頭）
イタリアは
・パラグアイ　　・スロバキア　　・ニュージーランド
と、対戦相手の質は天と地の差だったわけだが･･･。



ドイツは「'94'98のＷ杯２連続ベスト８止まり」からの
「'00のＧＬ４位敗退」という流れを受けて
「このままではマズい」との危機感を抱き、
育成システムの大改革に着手にした。
（'96EUROで優勝しているにもかかわらず、である）

'04は間に合わずにＧＬ３位敗退を喫してしまったものの
ドイツ人特有の合理性・論理性・勤勉性を駆使し、'06以降は
３位 → 準優勝 → ３位 → ３位 → 優勝
という見事な成績をおさめ、今や万人が認める世界王者へと君臨している。



それに比べてイタリア代表だが･･･

'10のＧＬ４位敗退の時点で「何かしらの改革に着手した」という噂すら無く
数ヵ月前にもＧＬ３位敗退を喫したばかりの現在も相変わらず。

そもそも、いい加減な気質のラテン民族には
「大掛かりな改革を計画的に行う」なんて根本的に不可能なのだろう。

「イタリア・サッカー界の暗黒は当分続いたまま」と見るのが
極めて妥当である。