■ 意外に豊作だよな。A代表に定着している選手は少ないけど。すぐ下の86年生世代が凄すぎて押されてるよなあ。

平山相太…20代前半頃まで誰もが次期代表エースと信じて疑わなかったストライカー。2003年WYには18歳で出場し1得点、アテネ五輪には19歳で出場するなど、ユース代表では飛び級での召集で注目されていた。オランダでもまずまずの結果を残していたが、信頼を得られずに国内復帰。第2次岡田ジャパンの後期に召集されて、デビュー戦のイエメン戦ではハットトリックも決めた。だがその後はA代表にも出場なし。

カレン・ロバート…高校時代から注目されており、Jを経てVVVでもそれなりの働きを見せたが、A代表経験もなく目立った実績はない。

豊田陽平…サガン鳥栖のエース。北京五輪では唯一の得点者で、J2でもJ1でも毎年ゴールを量産し続けていたことから、長らくA代表に定着していなかったのが不思議な選手。先日のホンジュラス戦でA代表初ゴールを決めた。今後も代表に定着すると思われ、次回のW杯出場を狙う。

李忠成…この年代では唯一の帰化選手。テクニックと左足の正確なシュートが武器。線が細いこともあってイングランドでは思うような結果を残せなかったが、五輪代表でもエースとして扱われたり、2011年アジアカップファイナルで決勝点を決めるなど、まずまずの貢献を見せた。

増田誓志…端正な容姿もさることながら、鹿島の中盤の要として注目されていた選手。U-23までは順当に選ばれていたが、A代表歴は1試合のみ。Kリーグを経て現在は大宮でプレーしている。

水野晃樹…オシムジャパン時代にAマッチ出場経験あり。2007年のナビスコ杯ニューヒーロー賞。満を持してセルティックに移籍したが、ほとんど試合に出られず。長いドリブルからのスーパーゴールを決めたこともあったが、その後は目立った働きもなく国内復帰。北京五輪出場も逃しており、第2次岡田ジャパン以降はA代表にも召集なし。

梶山陽平…テクニシャンでパサー。ユース世代の頃から注目されており、各年代の代表で主力だった。ギリシャでのプレー経験もあるが、A代表経験はなし。

伊野波雅彦…ザックジャパン時代に重宝されていたSB。2011年アジアカップ準々決勝では決勝点を決め、「伊野波、何故そこに？」と言われ絶賛された。この世代では唯一、W杯メンバーに登録されたことのある選手。クロアチアでは半年のみプレーしたが目立った働きは見せられずに国内復帰。

増嶋達也…落ち着いたプレーでチームを牽引。ユース世代の代表ではキャプテンを務めていた。五輪出場は叶わず、A代表でのプレー経験もない。どちらかというとその端正な容姿が注目されることが多い。

水本裕貴…水野と共にオシムに重宝された選手の1人。1対1に強くSBもこなすCB。豊田と共にアギーレジャパンに召集されている数少ない85年生世代の選手。