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[ 2014年12月22日 - 14:42 ]

【バイエルンが独走のブンデスリーガに「退屈」論争】

■ 14-15シーズンのドイツ・ブンデスリーガ1部では、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)が新記録となる勝ち点11差の首位に立って前半戦を終えたが、リーグ戦が退屈になるのをどうに食い止めるかで議論が巻き起こっている。

バイエルンがマインツに勝利、シーズン前半戦の新記録を樹立

 ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督率いるバイエルンは、ここまで国内のライバルをまったく寄せつけない戦いぶりを見せ、リーグ3連覇はもちろん、ブンデスリーガでは初となる無敗優勝も狙える状況にある。

 さらに、2-1の逆転勝利を飾ったマインツ05(Mainz 05)を終えて、チームは勝ち点差以外にも最少失点、折り返し時点での歴代最多勝ち点と、複数の新記録を作っている。

 失点は通算でわずかに4、さらに獲得可能な勝ち点51のうち、落としたのはわずかに6ポイントと、バイエルンはここまで、味気なさも感じる一人勝ちを続けている。

 2位以下には、VfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg)、バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)、ボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)、シャルケ04(Schalke04)と続くが、そのなかに、現実的にバイエルンとの勝ち点差を詰められそうなチームはなく、昨シーズン2位のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は降格圏であえいでいる。

 そのなかで、ドイツ代表指揮官を務めたこともあるベルティ・フォクツ(Berti Vogts)氏の発言が波紋を呼んでいる。同氏はバイエルンの絶対的な一強状態を崩すため、バイエルンが受け取るテレビ放映権料の割合を減らすべきだと提案した。

 ブンデスリーガは現在、スカイ・スポーツ(Sky Sports)と6億2800万ユーロ(約920億円)で国内の放映権契約を結んでおり、その金銭は各チームに分配されるが、リーグ優勝チームには最も高額が割り振られる。

 これについて、フォクツ氏は「例えばテレビ放映権料の分配方法を再考するなどして、比較的に小さなクラブに資金援助を行う。われわれは、そのくらい踏み込まなくてはならないところへ来ている」と話した。

 しかし、あくまでひとつの提案だったにもかかわらず、激しく反論する者が現れ、バイエルンとドイツ代表でMFとして活躍したパウル・ブライトナー(Paul Breitner)氏は、「ほかのクラブが無力だろうが、うち(バイエルン)には何の関係もない。金の分配方法を変えて、うちが血を流さなくてはならないのは、まったくもってナンセンスな話だ」とまくしたてた。

 バイエルンは世界有数の資金力を持つクラブで、2013年の収入は5億2870万ユーロ(約770億円)、利益は1650万ユーロ(約24億円)を記録。先日は、本拠地アリアンツ・アレーナ・スタジアム(Allianz Arena Stadium)の建設費を予定より16年早く繰り上げ返済することを発表している。


■「バイエルンだけが別次元」

 国内の他クラブにとって、バイエルン戦での勝ち点3獲得は狙ってできるものではなく、どちらかといえば神頼みに近い。

 バイエルンに本拠地で0-4と一蹴されたFCアウクスブルク(FC Augsburg)のマークス・ワインツィアル(Markus Weinzierl)監督は、「バイエルンは別のリーグでプレーしてる。この意見には、みんな賛同してくれると思う」と話した。

 1899ホッフェンハイム(1899 Hoffenheim)のマルクス・ギズドル(Markus Gisdol)監督も0-4で敗れた敵地での一戦を前に同じ意見を示し、「バイエルンも遅かれ早かれホームで負けるだろうが、ミュンヘン(Munich)では相手が0-4、0-5、0-6で負ける、そちらの方が普通だ」とコメントしていた。

 2011年と2012年にリーグ連覇を達成し、ここ2シーズンもバイエルンに続く2位に入ったドルトムントは、現在は順位表の底から、グアルディオラ監督率いるチームを見上げる状況になっている。

 ドルトムントはプレイメカーのマリオ・ゲッツェ(Mario Goetze)、ストライカーのロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)と、2シーズン連続で看板選手がバイエルンへ移籍している。チームを率いるユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は、安定して勝ち続けるチームが見たいなら、ドイツのサッカーファンに選択肢は一つしかないと話した。

 クロップ監督は、「とにかく成功を求めるなら、行き場所は一つしかない。バイエルンのファンになるべきだ」と冗談交じりにコメントした。

 クロップ監督は2013年4月、グアルディオラ監督がバイエルンの指揮官に就任する2か月前の時点で、現状を予言していた。

 そのシーズンの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2012-13)決勝で、バイエルンに1-2と敗れる直前、クロップ監督はドイツメディアから、ブンデスリーガもスペイン1部リーグのように、つまりレアル・マドリード(Real Madrid)とFCバルセロナ(FC Barcelona)の2強がリーグを席巻するようになるのかとの質問を受けた。

 ところがこの質問に対し、クロップ監督は、ブンデスリーガはスコットランド・プレミアリーグのようになっていくだろうと正確に予言してみせた。同リーグは、2012年にグラスゴー・レンジャーズ(Glasgow Rangers)が破産して降格して以降、セルティック(Celtic)が3連覇を達成している。

 2013年4月、リーグでは2位ながらバイエルンに勝ち点20差をつけられていたクロップ監督は、「バイエルンと同じ船に乗れ、と周りが言うのは結構だが、来シーズンからスペイン1部リーグのような状況になるとは思わない。スコットランドに近くなるだろう」とコメントした。

 ここまでリーグ最多得点を挙げているフランクフルト(Eintracht Frankfurt)のアレクサンダー・マイアー(Alexander Meier)でさえ、得点王のトロフィーは、最終的にはミュンヘンへ行くと考えている。

「得点ランキングは見ない。タイトルがバイエルンの誰かのものになるのは間違いないからね」



スレッド作成者: 1強17弱 (TztnVqSxGqY)

このトピックへのコメント:
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(12/22 - 16:32) アトレティコがレアル
(12/22 - 15:51) バイエルンに嫉妬する前に度を越したケチり経営法どうにかすればいいのに
(12/22 - 15:24) 対抗馬がいないとねぇ。ただ難しいよな。
(12/22 - 15:14) リーガも一時スコットランド状態とよく言われてたが、リーガもブンデスも中位が欧州でも活躍し続けててセルティックより全然強いんだからさ
(12/22 - 14:57) あれだけ稼いでも利益24億じゃ必死にもなるわな。人件費どれだけ掛かってるんだ
(12/22 - 14:52) スットコと一緒にされてもなぁ。シャルケや薬屋がCLに出ている間は大丈夫。あとは有能なタレントの国外への流出を防げるかどうか
(12/22 - 14:45) 国内リーグの盛り上がりだけ考えるならビッグクラブなんていらない。
(12/22 - 14:45) シャーフのチームだからねマイヤーまだ伸びるよ。つーか最後にひと花さかしてもらいたい