■
■張稀哲 ヴォルフスブルク移籍
MF張稀哲(ZhangXizhe)がドイツ1部・ヴォルフスブルグへ移籍。移籍金は150万ユーロ(約2億2000万円、1100万人民元)2年契約で背番号29.
年内は国安でコンディション整え、ヴォルフスブルグのウィンターキャンプから合流する予定。
ドイツ1部の中国人選手は4人目。蒿俊闵が2011年にシャルケを退団後欧州5大リーグに中国人選手はいなくなっていた。
http://www.guoanclub.com/Index/news_detail/id/383.html
1991年湖北省出身。北京国安生抜きで2009年にトップデビュー。2010年シンガポールでプレー(サテライト)を経て、2012年から背番号10を背負うと、2013年11得点12アシスト、2014年6得点12アシスト。外人天国の中超で2年連続アシスト王に輝いた。中超通算121試合24得点。
ヴォルフスブルグは昨年より張に関心を持ち、首席スカウトのリトバルスキーが3度中国を訪れ試合を視察。フォルクスワーゲン社の中国市場開拓という意図は確実にあるが、それに加えて吟味しての移籍。
代表では2011年コスタリカ戦でデビュー以来10試合2得点。今年3月のアジアカップ予選イラク戦(1-3)でPKを決め、得失点差で中国をアジアカップ出場に導いた。しかしアラン・ペラン現監督就任後は召集無く、1月のアジアカップは絶望的状況。テクニックは屈指だが守備面やフィジカルが弱点と言われ、それは代表同様ブンデスリーガでも課題となるだろう。
主戦場はトップ下かサイドMFだが、リーグ2位につける強豪で張が出場機会を得るのは容易ではない。ベルギー代表MFデブライネが君臨する前者は厳しく、後者も左右に実力者が揃う。左はクロアチア代表ペリシッチ、右はポルトガル代表ヴィエリーニャ、生抜きのアルノルト、元ブレーメンのフントといったドイツ代表経験者がベンチにいる状況。
それでも張の挑戦と、移籍容認した北京国安の決断を賞賛したい。
バブル化された中超では外国人選手のみならず中国人選手の金額も高騰しており、代表クラスは2000万〜5000万人民元の移籍金が発生している。クラブにも選手にも欧州クラブより出番が保障され待遇や移籍金もより良い恒大、山東、北京など国内強豪へ移籍する傾向が強かった。張の移籍金は「代表選手の片足も買えない」国安にとってはけしておいしくない取引。
しかし羅寧オーナーの「金のためでなく中国サッカー全体のために、移籍させる」この概念、短期的な結果を求めず長期的視野を持った判断が、他クラブ含め中国サッカー全体に波及することに期待。事実過去ドイツ1部でプレイしたの4人中3人が北京国安出身。他にもドイツ2部やポルトガルにも選手を移籍させており、北京国安の株が高まっている。
[ 2014年12月27日 - 00:04 ]
(12/27 - 00:24) 中国人て前はプレミアに割といたのに、今はさっぱりだな
(12/27 - 00:18) 代表ではハオがレギュラーで張は選外らしい
(12/27 - 00:08) ハオジュミンくん元気かな