■ スポーツ選手にとってイギリス最高峰であるBBCスポーツ・パーソナリティ・オブ・ザ・イヤーを2014年F1世界選手権チャンピオンに輝いたルイス・ハミルトン（メルセデス）が受賞した。
チームメイトのニコ・ロズベルグと激戦を繰り広げたハミルトンはシーズン最終戦アブダビGPで優勝を飾り、チャンピオンシップタイトルも手中に収めた。BBCスポーツ・パーソナリティ・オブ・ザ・イヤーはイギリス国民によって選出され、一年間で最も活躍したイギリス人スポーツ選手に与えられる。
ハミルトンは数々の候補者を打ち破っての受賞となった。有力と見られていたのは今年、全英オープンと全米プロゴルフ選手権（PGAツアー）を制したゴルファーのローリー・マキロイに加えて、昨年に第二子を出産し40歳にして欧州選手権1万メートル優勝を成し遂げたジョー・パベイだ。
ハミルトンは「言葉にならない。何よりも、すべてのチャンピオンたちに心からのお祝いを伝えたい。こんなに素晴らしいイギリスのスポーツ選手の一員になれたことを本当に誇りに思っている。投票してくれた皆にはとても感謝しているけど、正直、まったく予想していなかったんだ。だって彼（マキロイ）がこんなにも最高のシーズンを送ったんだから。今夜はこれだけのスポーツ選手がいるんだということを思い出させてくれた。偉大なスポーツマンたちと一緒にここに立てるなんて想像もしていなかったから、とにかく夢のよう」と語っている。
同賞を授かったのはF1ドライバーでは1996年にデイモン・ヒルが受賞して以来、ハミルトンが2人目だ。