■ 甚だ疑問だ。利き手は間違いなくある。人間が他の生き物と決定的に違うのが、二足歩行が当たり前に出来ることだからね。手を使うことは生活において欠かせない。他の生き物のように歩く道具としては使えない。いわゆる手は前足ではない。
だが、利き足という概念はあるのだろうか？そもそも足を器用に使う動作など、サッカーボールを蹴る以外にどれほどあるのか？右足と左足の能力にそれほど能力の差はあるのか？まるで生まれついて、人は利き足を持つかのように語られるが、それは単に「自分が利き足と決めた足」ではないのか？
つまりは、サッカーボールを蹴る時、こちらかな？と思った足でボールを蹴る。大抵のサッカー初心者はその足だけでボールを蹴り続ける。だが、両方の足を使えることに憧れを抱く、もしくは両足を使いこなせるように指導されれば、普段は使わない足でもボールを蹴り始める。だが、同じように使いこなせるようになるのはやはり難しく、最初から使っていた足の方がやはり得意になる。
つまり、「より多くの練習を積んだ足」が利き足になるのであって、生まれついて持ってるものではないのではないか？ということ。
ラウール・ゴンザレスは元々右足でばかりボールを蹴っていたらしいが、ある時から左足でもボールを蹴るようになり、 左足の練習量が増え、左利きになったらしい。
このように、手のように生まれついて「利き足」があるわけではないのではないか。