トップページ
(負荷軽減のため省略中)


[ 2015年06月06日 - 10:22 ]

【ロシア2部リーグ各地区優勝決定】

■ ロシア全国リーグ(ФНЛ:旧一部リーグ)について書くのは6/7の入替戦第2戦の後、来季のプレミアとФНЛそれぞれのクラブが決まってからにして、先に二部リーグのことを書きます。

@中央地区(クラブ数16)
ファケル・ヴォロネジが2位FKリャザンに勝ち点で11もの差をつけての優勝(5/18には決まっていた)。

A西地区(クラブ数16)
5/24にスパルターク-2・モスクワが優勝を決めています。
篠塚一平選手がいるところ。
西地区は他にゼニット-2・サンクト=ペテルブルグ(ペトロフスキーで勇名をはせたラジモフが監督をしている)、プレミア経験のあるヒムキ(圧倒的に連敗していたけど)、やはりプレミアにいてカリャカらが所属していた、経営が破綻してプレミア撤退、再建途上にあるサトゥールン・ラメンスコエ(あの頃と同じ土星のマークを使っている。懐かしい!)などがありますが、最下位のズナーミャ=トルーダ・オレホヴォ=ズエヴォ、ここも有名なクラブです。というのは、ロシア最古のサッカークラブだからです。帝政時代に繊維業で財をなした企業家が工場労働者のレクリエーションのために作ったクラブです(クラブ名のズナーミャ=トルーダは直訳すると「仕事の旗」)。
ソリャリス・モスクワなんてファンタスティックな名前のクラブもあるんだ、と思ったらかつてのFKモスクワの後継なんですね。

B東地区(クラブ数9)
シベリア・極東地域の東地区の優勝はバイカル・イルクーツク。6月1日に優勝を決めましたが、4日の最終戦には破れ、2位・3位との勝ち点差は1でした。

Cウラル・沿ヴォルガ地区(クラブ数11)
カマーズ・ナベレジュヌィエ=チェルヌィが優勝。このクラブも一旦破綻して再建途上です。

D南地区(クラブ数18)
トルペド・アルマヴィルが前節3位からの逆転優勝。
チェルノモーレツ・ノヴォロシイスクは最終戦で破れて優勝と昇格を逃しました。
チェルノモーレツというと、言うまでもなくオデッサのクラブが有名ですが、クージャという名の猫の司書が勤務する児童図書館で知られるノヴォロシイスクにも「黒海艦隊」という名のクラブがあるのです。
かつてプレミアで優勝もしたアラニヤ、他にもしばらくプレミアにいたスパルターク・ナリチク、ロトルなどが今はここでも苦戦しています。

二部リーグ各地区優勝の5クラブがФНЛに昇格し、ФНЛ16〜18位の3つのクラブが2部リーグに降格するので、2015-2016シーズンのФНЛは20クラブということになります。
篠塚選手もおそらくスパルターク-2の一員としてФНЛでプレイするでしょう。
昨季のダヴィドフみたいに、トップチームでもプレイし、ロシア代表にも呼ばれるという夢のような出世の再現はあるでしょうか…。





スレッド作成者: チェレヴィチキ (d8xZpyyWwww / A.2IfPQdlDk)

このトピックへのコメント:
お名前: コメント: ID Key: IDを表示
悪質な誹謗・中傷、読む人を不快にさせるような書き込みなどはご遠慮ください。 不適切と思われる発言を発見した際には削除させていただきます。
>(06/06 - 17:12) (06/06 - 21:28) サハリン・ユジノサハリンスクやルチ=エネルギヤ・ウラジオストクに関してはФНЛのスレッドで書く予定でしたが、一言で言うと、サハリンは降格、ルチは残留です。
>(06/06 - 17:09) (06/06 - 21:26) クリミア半島のクラブ(元タヴリヤ・シンフェローポリやFKセヴァストーポリ)のことだと思いますが、一旦ロシア3部リーグ(だったか)に組み入れたのですが、当然ながらウクライナが異議を唱え、FIFAもUEFAも許可しなかったので、ロシアリーグ入りは立ち消えになり、クリミアリーグというのを別個に作ったはずです。5,6チームあったのではないかと。クルィリヤというのは「翼(複数)」という意味で、民間航空クラブを母体としていたスポーツクラブでして、サマラのそれが一番知られていますが、ソ連各地にありました。モスクワにもあったのですが、破綻してスタジアムにだけ名前が残っていて少年サッカーチームの試合とかで使われていたりします(今もあるのかどうかは知らない)。
(06/06 - 17:12) FCサハリンはどうなった
(06/06 - 17:09) ロシア3部リーグにクリリア半島のタフリヤとかがいるんやんな...