■ 「勝利への脱出」はCSのザ・シネマで7/13（月）10:30〜13:00、7/17（金）18:45〜21:00放映があります。
今更言うまでもありませんが、元サッカー選手がいろいろ出ている映画ですね。
占領国の選手たちとナチス・ドイツのチームの試合という、この映画の素材の一つになっている実話、1942年8月9日キエフでのいわゆる死の試合については、旧ソ連やロシア、ウクライナでも何度か映画化されています（「延長戦」「ゴールキーパー」「その試合」）し、ハンガリーでも「地獄のハーフタイム」という作品が作られているそうです。が、この「勝利への脱出」以外ではなかなか目にすることが出来ませんね。
「勝利への脱出」はもちろん素晴らしい作品で、見逃している方はこの機会にぜひご覧になっていただきたいのですが、エインターテイメント重視で「死の試合」のリアリティーからはかなり外れているということ、当事国出身者が殆ど関与していないということから、他の作品も観ておきたいところです。
最近作の「その試合」（2012年ロシア・ウクライナ）は、日本公開しないか、せめてフットボール映画祭で上映されないかと思っているのですが、おそらく日本ではまだ上映されていないと思います。
当地ではあまりヒットしなかったそうで、出来があまりよくないのかもしれません。で、昨今の情勢柄ますます輸入が難しくなっているような気もしますが、やはり観たいです。

あと、元サッカー選手の出演映画といえば、ヴィニー・ジョーンズの「マシンガン・ツアー〜リトアニア強奪避航」が7/3よりDVD発売になっております。
サッカーとは関係なく（ジェラード似の人が出ているけど）、物凄くお下劣でばかばかしいコメディー映画です。
でもこの半年に観た映画の中ではかなり印象深いものです。
というのは、私の贔屓の俳優君くんアルトゥール・スモリヤニノフが悪徳警官役で出ているからです。彼はこういうコワルスキーな役柄が似合います。
暇を持て余しているときのDVD鑑賞にはよいかもしれません。
繰り返しますが、内容はすっごくあほらしくて品のないものです。