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落合「評論家の最もすべき事は専門家が専門家にしかわからないことを一般人にわかりやすく解説することである。言い換えればファンの見る目を養うのは評論家の役割とも言える。野球でもファンの応援スタイルなどに賛否が分かれることがあるが、信じられないのは評論家と言われている人の口からそれが発せられる事だ。
何故そうなるのかは色々あるのだろうが、私に言わせれば評論家が持ってる知識や自分の地位に酔ってしまっていることではないか。誰しも人より優れたものを持っていれば人に見てもらいたいし、言い方が乱暴かもしれないが、人を見下したい。それを表現するために評論家は格好の立場だ。

誰のために評論するのかを忘れてはならない。そして、専門家であろうとする努力＝取材して自分の目で確かめる事を怠ってはならない。それをしなくなったその時点でその人は評論家ではなく、口うるさいだけの老人になるのだから」