■ アンチェロッティ氏がローマへ？　ガルシア監督の恋人が可能性認める

ローマ（イタリア）のルディ・ガルシア監督の立場が危うくなり、後任候補にカルロ・アンチェロッティ氏が浮上した。

　夏の移籍市場で約8000万ユーロ（約107億円）を投じ、FWエディン・ジェコ、MFモハメド・サラフらを獲得したローマは、今季のセリエＡ優勝を本気でねらえると、前評判が高かった。実際に第２節では、３連覇中の王者ユヴェントスを下し、そのムードは更に高まった。

　しかし、第４節でサッスオーロと２対２で引き分けると、続く５節ではサンプドリアに１対２と黒星。第６節で昇格組のカルピに５対１と大勝したものの、今週のチャンピオンズリーグ（以下CL）でBATEボリソフ（ベラルーシ）に２対３と敗戦。同大会では昨季から７試合連続未勝利となり、不安定な戦いからガルシア監督への風当たりが強まっている。

　同監督はBATEボリソフ戦後、負傷者の影響があったとしつつも、先発メンバーの選考にミスがあったことを認めている。

　ベラルーシでの敗戦の翌日、ガルシア監督の恋人で『Roma TV』の記者でもあるフランチェスカ・ブリエンツァ氏は「アンチェロッティの名は言及されている。しかし、彼がこの船の舵取りを務めたいと思うかは分からない」と、アンチェロッティ氏の名前が浮上していることを認めていた。

　アンチェロッティ氏は現役時代にローマでプレーした経験があり、1983年のセリエＡ優勝メンバーの１人でもある。同チームへ戻る可能性を度々口にしており、昨季終了時にレアル・マドリー（スペイン）の指揮官を解任されて以降はフリーとなっている。

　ガルシア監督へのプレッシャーがかかるローマは現地時間４日、セリエＡで12位パレルモとのアウェイ戦に臨む。


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