■ 今日、u22日本代表候補と福岡大学が練習試合を行って引き分けた。手倉森ジャパンは8月の京都との練習試合で1-2、9月のJ3町田戦は0-1で敗れており、J2、J3、大学生との3連戦で未勝利。得点は3試合でわずかに1点となっている。

4-4-2のシステムで臨んだU-22代表候補は先発にGK牲川歩見(磐田)、最終ラインは右からDF亀川諒史(福岡)、DF岩波拓也(神戸)、DF奈良竜樹(F東京)、DF山中亮輔(柏)、ボランチにMF喜田拓也(横浜FM)とMF遠藤航(湘南)を並べ、右サイドハーフにMF関根貴大(浦和)、左サイドハーフにMF野津田岳人、2トップにはFW中島翔哉(F東京)とMF前田直輝を配置した。

　U-22代表候補は序盤から192センチのFW門司涼佑と184センチのFW加部未蘭へのロングボールを多用する福岡大にリズムを作られ、前半9分にはMF川上竜に直接FKでゴールを脅かされるも牲川が弾き出して難を逃れる。しかし、流れの中からは好機を作らせずに徐々に主導権を握り始めると、同11分には左サイドから切れ込んだ中島からボールを受けた関根のスルーパスから遠藤がPA内に進入するも、シュートは相手DFにブロックされてしまった。

　前半13分には福岡大のバックパスが、雨の影響でピッチ上にできた水たまりで止まり、前田が好機を迎えるもループシュートはゴール右へと外れた。すると同20分には遠藤と前田に代えてMF三竿健斗(東京V)をボランチに、FW鎌田大地(鳥栖)を最前線に投入した。同25分には野津田のCKを岩波が合わせたシュートがGK永石拓海に阻まれ、その流れから野津田が送ったクロスに中島が飛び込むもネットを揺らすには至らなかった。

　前半をスコアレスで折り返すと、途中出場の三竿、鎌田以外の全選手を交代。GKに杉本大地(京都)、4バックは右からDF室屋成(明治大)、DF中谷進之介(柏)、DF秋野央樹(柏)、DF中野嘉大(川崎F)を並べ、ボランチには三竿とMF原川力(京都)、右サイドハーフにMF矢島慎也(岡山)、左サイドハーフに鎌田、前線にはFW荒野拓馬(札幌)とFW金森健志(福岡)を配置した。

　後半立ち上がりからシュートチャンスを創出するU-22日本代表だが、同3分に原川のスルーパスから抜け出した荒野のシュートがゴール右に外れ、同9分には左サイドの鎌田のラストパスから逆サイドの金森が狙うもゴールマウスを捉え切れない。すると同11分には三竿と鎌田に代えて、MF為田大貴(大分)を左サイドハーフに、MF川辺駿(磐田)をボランチに投入した。

　しかし、その後も主導権を握って試合を進めるもののゴールが遠いU-22代表候補。後半20分に右サイドを突破した室屋のクロスから金森がヘッドで狙うもGK正面へと飛び、同30分には矢島のパスから抜け出した金森がシュートまで持ち込むがGKに阻まれる。すると同32分にはMF瓜生昂勢のパスを受けたFW薗田卓馬にゴールを脅かされるも、杉本がきっちりとセーブして福岡大に得点を許さなかった。

　両チームとも最後までゴールを目指したが、互いの守備を崩し切れずに試合はスコアレスドローに終わった。


ゲキサカ