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[ 2015年11月17日 - 07:33 ]

【財務省発表「過去最大の借金1053兆円」の大嘘】

■ 財務省発表「過去最大の借金1053兆円」の大嘘
http://thutmose.blog.jp/archives/29738041.html


これでもかと借金を多く見せて増税させようとする財務省
201505081803
引用:http://www.marketnewsline.com/news/images/201505081803.jpg


財務省発表の借金

5月8日、財務省は日本の借金が合計1053兆円となり、去年より28兆増加し過去最大になったと発表した。

また国民1人当たりの借金は830万円に増えた。

内訳は、国債が881兆円、銀行借り入れ55兆円、政府短期証券が117兆円だった。



2015年度の政府予算の4割は借金に頼っており、今後も借金は増え続ける。

返済できる見込みは全く無く、消費税を20%にしても増加する借金に追いつかないという試算が出ている。

これでもかと危機を強調し、財務省の言葉を信じれば、日本は滅亡するしかない。

ところがこれらの財務省発表は、全てが嘘なのです。



政府短期証券117兆円

政府短期証券とは一時的な資金不足を補うために発行する短期の国債で60日から90日満期となっている。

ほぼ100%為替介入で使われた資金の支払いに当てられている。
言い換えると為替介入以外使い道はまったく無い。

金融機関や日本銀行などが購入する事ができる。

政府短期証券は100%為替介入の資金として使われる事になっているが、2012年の野田政権以降1円も為替介入してはいません。

にも関わらず短期証券が急増している理由は「米国債から金利収入が発生すると、同じ金額の短期証券を発行しなければならない」という規則があるからです。

この規則がある理由は専門的すぎるが、要は借りる必要が無い金を借りて、3ヵ月後に返済する行為を続けている。

借金には違いないのだが、規則上借りているだけなのです。
これを『国民の借金』というのは筋違いです。

同じ金額の米国債金利をドル建てで保有している。



財投と建設国債410兆円

財政投融資残高は約163兆円とされていて、いわゆる特殊法人などの財源に使われた。

特殊法人が使った金がどうして『国民の借金』なのか?
特殊法人が払うのが当たり前である。

もちろん国の機関ではない組織の借金を『国民の借金』に含めているのは日本だけです。


建設国債残高はなぜかまだ発表されないが、あまり変化が無い国債なので250兆円台の筈です。

建設国債を『国民の借金』に含めているのがまたおかしな事で、高速道路や新幹線、橋やダムなど、何かを建設すると必ず経済効果があり税収が増えます。

建設した後で利用料金を徴収できるものも多く、建設国債は原理上絶対に増えないのです。

東京オリンピックの建設費を建設国債で支払うと、20年後には投資した以上の税収になって戻ってきます。

バブル崩壊後に「財政悪化は公共事業が原因」と叩かれたが大規模事業を連発していた時代は借金が少なく、公共事業を辞めてしまってから日本の借金が急増しました。

多くの公共事業は工事をした分、税収も増えるから問題ない。
公共事業を減らすと将来の税収も減ってしまうので、財政はむしろ悪化します。

日本以外の国はこうした費用を『国民の借金』に含めません。



赤字国債は460兆円だが

残りの460兆円ほどは赤字国債です。

原因は予算の浪費ではなく、1990年以降のゼロ成長で税収が減少して赤字国債で賄いました。

しかし安倍政権が発足し金融緩和を行い、日本銀行が国債を買い取っています。

黒田総裁の追加緩和(バズーカ砲)によって年50兆円から80兆円まで国債買い入れ額を増やした。

2014年10月頃には、日銀が保有する国債残高は250兆円と報道されているので、同じペースで買取りしていたら、現在は300兆円を超えています。

ここでは仮に「日銀が保有する日本国債は300兆円」として話を進めたいと思います。

財務省が計算した日本国の借金のうち、日本人が返さなければならない金額は460兆円で、そこから300兆円引いたら160兆円しかありません。

もし日銀分を返さなくて良いのなら、もう日本の借金は無くなったも同然なのだが、実際はどうなんでしょうか?

経済誌のサイトや評論家、学者の意見はマチマチで「日銀が買った事で日本は破産が確定した」というものから「日銀分は返さなくて良い」まで様々でした。

ここで日銀が国債を買い取るとはどういう事なのか、おさらいしたいと思います。



アベノミクスとデフレ退治

2012年、安倍首相は日銀の金融政策変更を最大の公約として衆院選に望み、選挙で圧勝して自民党政権が復活しました。

日銀総裁は「伝統的手法」すなわち金融引き締めをしてデフレになるよう誘導するのをやめ、紙幣をバンバン印刷し、銀行にガンガンお金をばら撒きました。

これが金融緩和で黒田日銀総裁の「黒田バズーカ」と呼ばれています。

金融緩和によってお金の量が増えたので物の値段が上がりインフレになり、自動的にデフレが終わります。

今のところインフレ目標の2%を達成していませんが、マイナス物価でもないので失敗とも言えません。

金融緩和で銀行は多額の現金を日銀から受け取りましたが、使い道が無いので株を買ったり、怪しげな投資家に貸し出しました。

怪しい投資家たちは真面目に事業なんかしないので、手っ取り早く株や土地や債権を買って値上がりさせています。

もちろんマトモな企業は設備投資をしたり人材育成したり、従業員の給料を増やす事にも使っています。

こうして主に株価が上昇した事で、日本は「好景気」になったと政府は言っています。

だが金融緩和によってばら撒いたお金は、事業に使われるより、手っ取り早く投機に使われる事が多いので、株価が上がっても労働者の給料は上がらない。



国債買取りでインフレが起きる

金融緩和つまり日銀によるお金ばらまきがアベノミクスの根幹ですが、日銀がお金をばら撒くには、何かを買わなければなりません。

銀行などは大量の日本国債を保有しているので、日銀は国債を買い取って現金を銀行に渡しています。

こうして銀行は現金を手にし、日銀は日本国債を手にして、その総額が300兆円という訳です。

つまり金融緩和をするには同額の国債を買い取らなければならず、国債を買い取るには同額の現金を銀行に渡す必要がある。

金融緩和をすると物価を上げるインフレ効果があります。

今までの日本はデフレだったので、インフレ率が2%に達するまでいくらでも国債を買い取る事ができます。

するとインフレ率が2%を達成したら、もう日銀が国債を買い取れない事になりますね。

それが金融緩和の終わりであり、日銀の国債買取の終わりなのです。

日本のインフレ率はようやく1%程度なので、日銀はまだ国債を買い取ることが可能です。


満期日から10年で請求権が消滅する
国債
引用:http://www.mof.go.jp/faq/jgbs/04da.htm


日銀保有国債はどうなる

日銀が買い取った国債はどうなるのでしょうか?

国債には償還期限があり3ヶ月から60年まであるそうですが、平均すると10年未満になっているようです。

日銀が買い取った国債にも満期があるので、政府は次々に日銀にお金を償還しなければなりません。

300兆円を次々に請求されたら、日本政府は間違いなく破産するでしょうが、日銀は政府に請求しないのです。

日銀は国債借り換えという手法を使って、満期日が来た国債は同額の別の国債を買い取っています。

この理由は、日銀の国債買取の理由が「お金の量を増やしてインフレ率を上げる事」だからです。

国債償還を受けて政府からお金を回収したら、政府は税金から支払うのでデフレになるのです。

満期になった日本国債はどこかの隠し部屋にでも保管して、見なかった事にします。



10年で請求権消滅

さて財務省のホームページには次のような事が書いてあります。

「元本については償還日から10年、利子については利払日から5年が経過すると、国に対して国債の元利金を請求する消滅時効が完成し(「国債ニ関スル法律」第9条)、消滅時効が完成した国債については元利金の支払いが行われません。 」

満期日から10年経過したら払いませんよと証書に書いてある筈なので、10年間日銀が請求しなければ、その国債は消滅するのです。

300兆円もの国債が紙くずになったら日銀が破産するのではないか、と思いますが日銀は赤字を計上しても倒産しません。

誰かにお金を返済する訳でも、借りているわけでも無いからです。

日銀が買い取った国債は事実上無くなる訳なのですが、もちろんこんな事は政府も日銀も国民には黙っています。

競馬の八百長レースみたいなもので、明るみになっては困るので、皆知っていても「困った困った」と困ったふりをしています。

日銀が国債を保有している限り、政府は利子も元本も支払わなくて済むのです。

日銀が国債を買い続けると、あと数年で日本国民が返済する日本の借金はゼロになると考えられます。



スレッド作成者: 「困った困った」と困ったふりを (.5JYOZn1EOY)

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↓補足 (11/17 - 10:45) 政府の子会社である日銀は、親会社である政府に金の償還を請求しない。
(11/17 - 10:42) ↓具体的にどこが? 財務省発表「過去最大の借金1053兆円」のうち、政府短期証券117兆円、財投と建設国債410兆円、日本以外の国ではこれらの費用を『国民の借金』に含めない。政府の子会社である日銀は政府に請求しない。10年間日銀が請求しなければ、その国債は消滅する。 ということに疑問の余地があるとか?
(11/17 - 10:34) 内容が現実性を帯びてないな
(11/17 - 08:43) 櫻井よしことかも、嘘ばっかり言ってるな。