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[ 2015年12月02日 - 22:38 ]

【フランスにおけるジダンの影響力】

■ 「ジダン発言、差別には反発の声 暴力には批判 仏国内

 仏代表主将のジダン選手が12日、サッカーW杯決勝でイタリア選手を頭突きし、退場になった理由について「耐えきれない言葉を繰り返された」と釈明したことで、この出来事が投げかけた仏国内の波紋はさらに広がった。メディアではジダン選手の行為は「差別への反撃」と受け止められ、人種差別問題への取り組みを求める声が強まる一方、「それでも暴力は許されない」「スポーツ選手に過大な理想を求めるのも問題」との声も聞かれた。

 パリジャン紙は13日、「カウンターアタックが始まった」との見出しを掲げた。ジダン選手の12日の発言には、人種差別解消の先頭に立たないサッカー界へのいらだちが込められていると見る。

 同選手は人種差別という表現は避けたものの、「テロリスト売春婦の息子」とののしられたとする報道は否定しなかった。アルジェリア系移民2世のジダン選手をはじめ、移民の大半を占めるイスラム圏出身者に「テロリスト」は最大の侮辱だ。

 多人種化が進む欧州サッカー界は、移民社会と伝統社会がせめぎ合う欧州社会の縮図。選手同士や観客による差別事件もあとを絶たない。今回のW杯後も、フランスでは右翼政党が「有色人種ばかりのチームは仏代表ではない」と決勝敗退を歓迎した。

 その一方、リベラシオン紙は12日の発言について「ジダン選手のふるまいを認めたら、街中がけんかだらけになってしまう」という移民社会の若者の声を伝えた。進学や就職で差別されるフランスの移民社会では、スポーツが子供たちを非行や暴力から遠ざける貴重な機会。模範としていたジダン選手の退場劇は、そんな努力にも水を差した。各地のスポーツ指導員からも同選手に対し、「子供たちのためにも非を認めてほしい」という声が広がっていた。

 W杯後、ジダン選手に対する擁護論が広がる雰囲気に、在仏アフリカ系団体は「はけ口を暴力に求める移民社会の若者は容赦なく取り締まりながら、なぜジダン選手は国をあげて許すのか」と、仏社会の「二重基準」を批判していた。

 一人のスポーツ選手に社会全体を投影することをいさめる声も出た。ラファラン前首相は朝日新聞に「スポーツを政治的な分析対象にしてはならない」と話した。

 フランスをW杯初優勝に導いた98年、ジダン選手は「多民族社会の良さを体現した」とたたえられた。そして今回は「差別の犠牲者」。同選手は発言の中で「私もひとりの人間に過ぎない」と吐露し、自らにかかる重圧感をにじませた。 」「他のチームメートたちは、あのような形でジダンの一流の経歴を終わらせたマテラッツィに非難を浴びせる。まずはDFウィリアム・ギャラス。
 「10人になったってオレたちの勝利への意欲は衰えなかった。あんなことをしても無駄だったんだ。あいつの顔を見かけたら、オレがぶん殴ってやるよ」
 次にダビド・トレゼゲ。彼はPKをミスしたが、ジダン退場で動揺したせいにはできないと語り、むしろ言葉にできないような無礼な振る舞いだったマテラッツィを糾弾する。
 「ジズーは顔を上げて大会を去ればいいんだ。あいつ(マテラッツィ)はカップを勝ち取ったかもしれないが、胸を張ることはできないだろう?サッカーよりも大切なものが人生にはあるってことだ」」




スレッド作成者: もっと深い時代だった (lijV3iWdBbs)

このトピックへのコメント:
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(12/03 - 04:06) なんだこりゃ
(12/03 - 00:50) 今になって再検証とかでなく9年前当時の記事かよ
(12/03 - 00:17) ジダンうざい。ハゲればいいのに
(12/02 - 23:40) 今さら
(12/02 - 23:37) 試合まで持ち込むな
(12/02 - 23:36) スピーチとかいらんから締め出していけ。客も選手も
(12/02 - 23:27) ギャラスあたりだと普通に返り討ちに遭いそう
(12/02 - 23:05) 侮辱されたから暴力で返すって、今年1月のパリの出版社襲撃と同じなんだよなぁ
(12/02 - 22:44) ジダンの息子たちの世代はもっと排他的なフランスになっとるやろなあとしみじみ。そもそもフランス代表選ぶかどうか知らんが