■ 　あのビッグクラブが手倉森ジャパンに熱視線だ。欧州事情に詳しいＪクラブ関係者は初戦の北朝鮮戦に臨むＵ―２３日本代表が“世界”から注目を集めているという。

「日本の試合には欧州のクラブからスカウトが集まるだろうけど、バイエルン（ミュンヘン＝ドイツ）はスカウトに加えて幹部クラスも足を運ぶようだ。キャンプ地が近いから１〜２日滞在を延ばし、大会の数試合を視察する予定と聞いている」

　Ｂミュンヘンは６日から１週間の予定でカタール・ドーハで合宿を実施し、１２日に打ち上げた。キャンプ地はＵ―２３アジア選手権の試合会場と近いため、チームスタッフが居残りで視察を行う。なかでも注目はドイツで数多くの選手が活躍している日本。クラブ幹部も北朝鮮戦を生観戦する。

　欧州屈指の強豪Ｂミュンヘンは、これまでも日本選手を高く評価してきた。２０１１年７月にはＦＷ宇佐美貴史（２３＝Ｇ大阪）を獲得したように、今大会では将来的に可能性のある選手の発掘が目的だ。またドイツの他クラブ、イングランドやスペインなど欧州各国クラブもスカウトを派遣する予定だ。

　日本は欧州でも実績のあるＭＦ南野拓実とＦＷ久保裕也に加え、昨年１月にＥフランクフルト（ドイツ）の入団テストを受けたＦＷ鈴木武蔵（２１＝新潟）や海外志向の強いＭＦ中島翔哉（２１＝ＦＣ東京）とタレントは豊富。活躍してビッグクラブ入りを勝ち取れるか。

東スポ