■ SMAP中居、生放送でリーダー降格? 仕切りキムタクは“3巨頭”の座確立か
何とも異様な光景だった。18日夜、緊急生放送されたフジテレビの「SMAP×SMAP」で、解散騒動が表面化して以降、初めて5人そろったSMAP。木村拓哉(43)は「ただ前を見て進みたい」と話したが、独立が取り沙汰された4人のうちリーダー、中居正広(43)の表情からは苦悩がにじみ出ており、“公開降格”とも取れる放送となった。
■見せしめ謝罪
通常より15分遅れで始まった「スマスマ」。木村を中心に並んだ5人は、黒スーツ姿。木村が口火を切り「空中分解になりかねない状況だった」と説明。
稲垣吾郎(42)は「お騒がせして申し訳なく思っています」と謝罪。目を腫らした香取慎吾(38)は涙をこらえながら「皆さんと一緒に笑顔をつくっていきたい」と誓った。
左端に立ち4番目に発言したリーダーの中居は神妙な面持ちで「どれだけ皆さんに支えてもらっているか強く感じた」「本当に申し訳ございませんでした」と頭を垂れた。
ファンが注目したのは、草なぎ剛(41)の「(事務所社長の)ジャニー(喜多川)さんに謝る機会を木村くんが作ってくれて、今、僕らはここに立ててます」との発言。ネット上では「まるで中居から木村にリーダーが交代したようだ」との声が飛び交い、ファンには“見せしめ”とも映ったようだ。
ネット上では「こんなSMAPを見たかったんじゃない」「笑顔でグループ継続を語ってほしかった」といった声が相次いだ。
同志社女子大学の影山貴彦教授(メディアエンターテインメント論)は「4人にとってはつらい時間だったであろう。それは表情からも見てとれた。これからも逆風がないとはいえない。しかし、それを乗り越えて、スーパースターであることをみせてほしい」。
■気になるペナルティー
放送では、木村が「ただ前を見て進んでいきたい」との言葉で締めくくった。しかし「解散しない」と明言しなかったことがファンの不安をあおる結果ともなった。
ツイッターにアクセスが集中。18日午後10時半の時点で、コメント数は9万5000件を超え、接続しにくい状況に。放送終了から約10分間はサーバーがダウンするという異常事態となったほどだ。
今後の活動も気になるところだが、「中居ら4人は、他の所属タレントにけじめをつけるという意味でも、スポンサーや放送局などへの謝罪行脚はもちろんだが、何らかのペナルティーがあってもおかしくない」と芸能関係者。
SMAPの契約は9月まで残っていることから、「契約が切れる段階で一定期間、謹慎処分などがあるのでは」とささやく放送関係者も。
さらに、4人へのペナルティーとして「日本テレビの24時間テレビでマラソンに挑戦させる」という未確認情報もネットメディアで飛び交うなど、今後の展開についてはいまなお不透明だ。
■公開降格か
生放送では、リーダーの中居ではなく、木村がセンターに位置取った。
「今回の件で、木村はジャニーズの幹部候補の地位を約束されました。今後は、近藤真彦、東山紀之との3巨頭態勢を確立させて、事務所幹部を支えていくことになるでしょう」と芸能関係者は見通す。
一連の解散騒動をサラリーマンの縮図と見る向きもある。会社から独立を画策した上司とその部下の悲哀になぞらえ、サラリーマンの末路を見るようだというのだ。
経済評論家の森永卓郎氏は「一般社会では、ルールを破った個人はその組織にいられなくなる。そういう意味では、事務所に残ることになったメンバーが、今後は『反旗を翻すことはない』『事を荒立てようと思ってはいない』とのメッセージを送ったといえる」と分析する。
日本中を巻き込んだ騒動は、一件落着というにはまだ時間がかかりそうだ。
すげーw
[ 2016年01月20日 - 22:32 ]
(01/21 - 00:03) SMAPのファンはここで一斉に離れたら面白くなる