■ ＜ＦＩＦＡ＞２６日臨時総会で会長選　立候補者は５人
毎日新聞 2月23日(火)17時46分配信


汚職事件に揺れる国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）の新会長を決める臨時総会が２６日、スイス・チューリヒで行われる。
立候補者は５人で、組織的な支持や基盤がある欧州サッカー連盟（ＵＥＦＡ）のインファンティノ事務局長（４５）とアジア・サッカー連盟（ＡＦＣ）のサルマン会長（５０）による一騎打ちの様相だ。

昨年６月に辞任表明し、不透明な金銭授受で同１２月に８年間の活動停止処分を受けたブラッター会長の後任を選ぶ選挙はＦＩＦＡ加盟２０９協会が１票ずつ持ち、無記名で投票する。
インファンティノ、サルマン両氏のほか、昨年５月の会長選に立候補したヨルダンのアリ王子（４０）、元ＦＩＦＡ副事務局長のシャンパーニュ氏（５７）、南アフリカの実業家セシュワレイ氏（６２）が立候補している。

１回目の投票で３分の２以上の票を得れば当選。２回目以降は最下位の候補者を除外し、過半数を獲得する候補者が出るまで繰り返される。
現時点でアジア連盟（所属協会数４６）とアフリカ連盟（同５４）からの支持を取り付けたサルマン氏と、欧州連盟（同５３）と南米連盟（同１０）、中米７協会をまとめたインファンティノ氏が優勢とみられる。

しかし、両氏とも１回目の当選に必要な１４０票、２回目以降に必要な１０５票に届いておらず、各大陸連盟も一枚岩ではないと見られている。
投票が複数回に及ぶことは確実で、他候補の支持者の動向が焦点となる。
総会に先立って２４日には理事会が行われ、会長ら幹部の任期を３期１２年までに制限することなどを定めた改革案が確認される。