■ 最近の急激株安と円高はアベノミクスからの決別のいい機会！そしてマスコミの煽り・暴走報道は無視しよう！

2月に入り、それまでの円安株高神話が崩れようとしている。最近になり、中国のみならず世界経済の先行きへの根強い不安が報じられていたが、実のところ、日銀黒田東彦総裁によるマイナス金融緩和が裏目に出た格好だ。

日銀黒田東彦総裁は今年1月に入り、日経平均株価が20000円どころか17000円も保てなくなったタイミングで1月末に再び金融緩和バズーカを発動してしまった。これにより一時は1ドル121円まで回復、円安株高復活と予想する声が聞かれたが、そこから1週間もしないうちに17000円のラインから2月12日終値で14952円61銭と、ついに15000円すら割ることになった。そして1ドルも121円から一時は110円台に急伸後、同じく12日時点では113.27円と、円高に針が振れつつある。

さすがにこれまでアベノミクスを必死に持ち上げてきたマスコミも最近はこの株価下落に対しては国民の不満や疑問を打ち消すほどの煽り・洗脳報道は露骨には見られなくなったようだ。むしろ2月に入ってからのプロ野球界功労者清原和博の覚せい剤問題ばかり過熱報道を続け、できるだけアベノミクスの限界を隠そうとするのが精いっぱいといえる。むしろ賢い国民たちは1月のベッキーやＳＭＡＰでのスポーツ新聞中心の過熱報道に嫌気がさしたため、最近の清原報道にも動じず、むしろ清原よりマスコミのいい加減な報道姿勢を問題視していることだろう。同時にこれまで以上に日銀黒田総裁の悪質ぶりを体感したのではないか。

さて、何はともあれやっとアベノミクスも強引な円安操作によるものだと国民の多くが理解したことだろう。かねてからいわれるように、元々中小企業や地方はアベノミクスによる悪質な円安による恩恵は受けておらず、むしろ仕入れコストなど負担増大、当然賃上げなんてままならない。そして大企業といえども、しょせん内部留保はとどまらず、一般の従業員はこのままでは仕事へのモチベーションの低下が予想される。また今回の15000円割れにより、これまでうまく儲けてきた投資家も大半は大やけどを負っただろう。10日に16000円割れの時点ではリバウンド狙いに臨んだ投資家もいるだろうが、「落ちてくるナイフをつかむのは（特に初心者にとっては）危険」という言葉通り、12日のリバウンドはならず。昨年からも述べたように、せっかくうまく儲かった投資家たちもそろそろ撤退した方がいいと思う。つまらない意地で買い続けて下手に株価が上がっても、偽りの円安株高で多くの国民が迷惑するからね・・・。

そして株式投資に参加してない国民たちももうアベノミクスとは決別すべきだ。2013年から続く円安による相次ぐ値上げで本当に生活が苦しくなっただろう。日用品など物価上昇2％どころか50％以上値上げしている物も珍しくはないのだから。そして2014年の消費税増税で消費マインドが冷え込んだのはお分かりのはず。自民党安倍政権はごく一部の恵まれた環境に生まれ、挫折や虐待・いじめなどとは無縁のエリートだけが恩恵を受ければいいというような格差・暴力的政策ばかり続けてきたため、多くの国民は景気回復は実感できておらず、大企業に就職できなかった国民たちは本当の意味では幸せも自信も得られてないのではないか？むしろバブルとかセレブなんて話を聞いたり、映像か雑誌で見ただけで劣等感を感じたはず。もう格差を煽るだけでほとんどの国民が不幸になるだけのアベノミクスもとい自民党の政策は信じるべきではない。そしてマスコミの自民党持ち上げや政権批判封じのスポーツ・ゴシップ暴走報道にも冷静に背を向けるべきだ。そしてアベノミクスはもう終わったことにすればいいのだ。

そもそも1980年代のバブル時代で、1ドルが270円くらいの状況下でも全ての労働者が美味いもの食べたり、浮かれ気分でビールを飲んでいたわけではないだろう。高級車に乗って、いい女抱いたりなんてしていたのは、ごく一部の富裕層とプロ野球の超人気スター選手くらいのものじゃないか。そしてバブル崩壊して、それ以後の世代は就職活動で苦労したはず。東京六大学やＪＡＣ（上智・青山学院・中央）など一部の偏差値上位校だけが有利になり、それ以外は門前払いになる学歴フィルタが生まれたのもこの時期だったよね。そういう意味ではもう日本人は格差なんてない、できるだけ平等で、身の丈に合った生活を楽しむのが一番なのだ。そのためにはもうアベノミクスは終わってほしい。今回の円高・株価下落はまさにアベノミクスとの決別のためにいい機会になる。だからこそ今後さらなる円高株安になることを期待しよう！もちろん日銀黒田総裁も自民党政権も円安を維持するための見苦しいマネはしないでほしい！マスコミも今回の件をきっかけに円高・デフレを悲観するような報道・記事はやめてほしい！

そしてしつこいようだけど、意識付けのために添えておこう。
「買ったら負けだよ！」
「無理に背伸びやチャレンジするより身の丈にあった生活が一番！」
「ＳＭＡＰどころか清原和博までさらし者にしたマスコミの暴走報道は無視しよう！」