■ 4年ぶりにプリキュアに色気が帰ってきた！キュアミラクル朝日奈みらいは特に可愛い！！

もう始まって1か月以上経過しているが、「魔法つかいプリキュア」はなかなか見ごたえがあっていいね。ストーリーは特に傑出したものではないが、久しぶり、そう4年ぶりにプリキュアに色気が帰ってきたって感じがしたよ。プリキュアは「スマイルプリキュア」を最後にどうも色気がなくなったようで、まさに近年のおかしな規制をモロに受けている印象だったが、今回はやっと色気が戻ってきて安心できたよ。

もうすぐ中学2年生になるという主人公朝日奈みらいがある春休みの夜、魔法つかいが見つかったと思って公園に向かうと、魔法つかいのリコと会い、興味津々で質問攻め。その後闇の魔法つかいの一員バッティが現れ、リコも探している「リンクルストーン・エメラルド」を渡すように迫ってきた。闇の魔法で生まれた怪物ヨクバールに襲われたその時、ついにみらいとリコ、さらにみらいのお気に入りぬいぐるみ「モフルン」の3人で手をつなぐと伝説の魔法つかい「プリキュア」に変身し、ヨクバールを撃退。ここから物語がスタート。

あらためてストーリーは今さら感も見られたが、今回はメンバーが久々にまともなビジュアルなのがよかった。中でも主人公朝日奈みらいは特に可愛い。不思議なことや面白いことが大好きでいろんなことに興味を示し、今回も案の定魔法つかいには強く関心を持っていた。私服はキュロットとやや地味で、むしろ桃園ラブや剣崎真琴みたいなショートパンツか、星空みゆきみたいなヒラヒラ状のミニスカートの方がいいかなと思った。それでいて声が妙に大きいのが面白いし、魔法学校の制服が可愛らしく、いっぱしの魔法つかいになっている感がみられる、そのコントラストがいい。だが一番はキュアミラクルに変身すると、ぐっと色っぽくなるのが見ごたえがあるではないか。オープニング曲で魔法のほうきに乗ってる際に調子に乗って開脚するシーンがあるが、あれも色気の象徴といえる。スタートからいい演出だ。

思えば「スマイルプリキュア」が終わって以後、3シリーズはいずれも色気が感じられなくなった。例えば戦闘で敵の怪物にふっ飛ばされるシーンでも「スイートプリキュア」や「スマイル」までの色っぽさは感じられず、下手すると順調すぎてつまらないともいえた。中でも「Go！プリンセスプリキュア」は戦闘で時折色気どころか、相反する武骨さすら感じられた。むしろ「Goプリ」に至っては、何かとバブル時代を連想させ、円安・値上げを間接的でも煽るようなシーンが見られ、不快感が芽生えたことで終盤近くからは見るのをやめたくらいだ。そう考えると、今回の「魔法つかいプリキュア」（以下「魔法プリ」）は前作の反動が大きいにせよ、久々に色気が戻ってきて楽しい気分になれそうだ。

色気といえば、みらい以外にもリコは地味でツンデレっぽいけど、私服姿は案外色気が感じられる。魔法学校の生徒3人、いわば補習組といわれているが、3人3様個性が分かれているのは、いずれみらい達と共に戦うかもと期待を持たせる意味でも興味深い（3月29日現在、実際に加わるかわからないけど）。3人の中ではケイをイチオシとしたい。可愛いけど、妙に遅刻・忘れ物が多く、どこかノンビリしたようなキャラ。これは「スマイル」の黄瀬やよいを彷彿とさせるし、ケイだけでも前作の七瀬ゆいみたいにプリキュアの戦いをサポートしてほしいと思う。やられるにしても、黄瀬やよい同様色っぽい倒れっぷりに期待してみよう。

まだ8話程度ながら色気を中心に述べてきたが、やはり翌日からの学校・会社を控える人々からすれば、日曜の朝くらい気持ちよく迎えたいはず。近年はニチアサというほど、日曜朝のアニメ満載になっているが、「ドラゴンボール超」や「ワンピース」はもはやマンネリ化しすぎてつまらない。だからこそニチアサはプリキュアが色気で牽引して国民のモチベーションを高める必要があるのだ。スポーツでも、五輪のたかがアジア予選すら突破できなかったなでしこジャパンの醜さを見て、美人が多く、色気があれば（震災復興を口実にしたえこひいきは除く）負けてももう少し見てみたい、ブームももう少し定着できるのではないかと思った方は多数いたはず。そういう意味では、今後も色気を意識し、戦闘でももう少し苦戦及び「スマイルプリキュア」っぽさを出してほしい。中盤くらいになったら恋愛シーンも盛り込めばいいんじゃないかな。もっともみらいの相手となると、ココやナッツ、「スマイル」に出ていた入江生徒会長くらいのイケメンでなければ納得しないけどね(笑)