■ またしてもメダルラッシュの悪夢！？温室育ちアスリートが勝っても感動なんてないぞ！！

日本がリオ五輪で早くも前回ロンドン五輪並みのメダルラッシュとなりつつある。水泳男子で萩野公介、柔道男子73キロ級で大野将平、体操男子団体が早くも金メダルを獲得、他にも2008年北京大会までならありえなかったほどのメダルラッシュとなりつつある。

だが私はあえて言わせてもらう。
「また震災ジャッジなどのえこひいきがあったのか！？」
「日本が五輪でメダルをとっても一般国民には何も恩恵はないじゃないか！？」
「かつてのアスリートに比べて競技に特化しすぎ！勝っても感動なんてしないぞ！！」

まさに納得がいかないということだ。理由の一つには、過去のアスリート達と比べて甘やかされすぎ、競技で勝てば何をしてもいいと思い込んでいるアスリートが多くみられるからだ。かつてはＰＬ学園野球部が厳しすぎで問題になったことがあったが、今思えば当時の彼らの方が本当の意味でたくましく、実社会でもまともに思えてくる。そして本当の意味で厳しさを乗り越えた者なら基本的には勝った時に素直に評価し、感動だってするものだ。また、付き人制度は賛否両論だが、今のアスリート達はＰＬ学園野球部全盛期以上に恵まれすぎた環境の下、競技に特化しすぎ、他のことは何でも家族とかスタッフ（監督・コーチ・マネージャーなど）にやってもらえるだけに、このような温室育ちの者が勝っても感動どころか当たり前だろと思って白けるし、人間的にも面白味がなく、好感も持てない。一時期は若い世代が電車内でお年寄りや妊婦さんに席を譲る光景が見られ、日本はまだ捨てたものではないと思ったことがあったが、そのように気が利くのは基本的には非体育会系っぽいのが多く、典型的な体育会系ではあまり見られない。ごく一部のことかもしれないが、近年の体育会系は過去に比べて本当に競技に徹底して特化しすぎているという一例だと思ったよ。
このように恵まれすぎた環境の下で競技に特化しすぎ、他のことは基本的に免除してもらうという生き方は、我々一般国民からすれば、「えこひいき」とか、「初めから恵まれすぎた環境に生まれただけだろう」と感じ、劣等感すら芽生えるものだ。

もう一つには、近年はとにかく各メディアが政権批判封じを露骨に続けているのが許せない。前回のロンドン大会の時は民主党野田佳彦首相の時代だったが、彼は国民生活を無視しても命がけで消費税増税を断行してしまった。時期的にも直後にロンドン五輪が開催され、そこでのメダルラッシュはまさにメディアが国民たちの消費税増税に対する不満を打ち消すかのごとく、狂気報道を続けた。そして中でも女子サッカーでは、なでしこジャパンがとにかくひいきされ、一次リーグでは2位の方が色々楽とわかると、既に決勝トーナメント進出が決定していた3戦目では意図的に引き分け、案の定楽して銀メダル獲得にこぎつけてしまった。これによって国民達は当時消費税増税に反対するデモすら起こせなくなり、現在に至っているのだ。

そして今大会でも同様に各メディアが狂気・暴力的ともいえるバカ騒ぎ報道を続けている。とにかく日本にメダルをとらせるためならスポーツマンシップを捨てるかのごとく、対戦相手を心理的に傷つけたり、日本が過剰に有利になる、そして五輪やスポーツに関心のない国民に無理やり応援を強要するような報道地獄の連発。挙句の果てには、本心ではない「震災復興のために」という免罪符で贔屓判定を望む報道まで・・・。

もういい加減にしてほしい！ただでさえも近年甘やかされすぎのアスリートなんて応援する義理も必要性もなく、下手すれば不満すら持っている国民だっているのに、なぜそこまでして五輪でのメダル獲得にこだわるのだ！？前述したように、今時のアスリートなんて勝った時に素直に感動してしまうほど苦労してきた者はいないだろう！日本の各メディアは政権批判封じのネタ作りのために五輪などの国際大会のたびに対戦相手（国）を過剰に不利にするような公平さに欠ける報道・記事ばかり作って各メディアは罪悪感や虚しさを感じないのか！？国民達も日本の誰かがメダル獲得しても金がもらえるなどの恩恵はないのだから、生まれた時から競技に特化しすぎ、えこひいきされてばかりで、一部には政治的要素も見られる（であろう）アスリートを応援しても意味はないと冷静に考えるべきだ！！

あとはサッカー男子では手倉森ジャパンには一次リーグで敗退してほしい。手倉森誠監督といえば、2008〜2013年とベガルタ仙台を率い、その中で2011年にはJ1で4位、12年には同2位と躍進。だがこの2年間はかつて阪神大震災があったときのプロ野球オリックスと同じような贔屓判定、すなわち「震災ジャッジ」が目立っていた。今の五輪チームでは当時ほど露骨な贔屓判定は見られないようだが、それでも一次リーグの対戦国が日本以上にOA枠戦士や海外組の招集で失敗したことを考えると、間接的ではあるが、汚いことをしてでも手倉森ジャパンを勝たせようという特別な力が感じられる。現時点では3戦目を残して勝ち点1だが、正直「震災ジャッジアゲイン」なんて見たくない！そしてこの猛暑の中、五輪に選手を引き抜かれたJリーグチームからすれば、早くベストメンバーを取り戻したいと思っているはず。それらのことを考えると手倉森ジャパンには次のスウェーデン戦で勝ってほしくない。もっとも一次リーグ1位突破が決まったナイジェリアはただでさえもコンディションが厳しいこともあり、トーナメント戦を見据えてコロンビア戦では主力を温存して負けて、ナイジェリアとコロンビアで決まると思うが(笑)