■ 筆者は4年前、前監督である篠原信一氏や、当時、強化委員長を務めていた吉村和郎氏の横暴を度々指摘した。強化合宿をすればやたらと量をこなさせる前時代的な指導は、問題をはらんでいた。
気合いだ根性だ、とやたら精神論をぶち、午前中は走り込みや寝業、午後は乱取りと単純で画一的な練習を選手に課していた。
以前のように階級別に担当コーチが決まっていたわけではないために、選手は誰を頼ればいいのか混乱していた。
首脳陣はケガを抱えた選手にも合宿への参加を強制し、国内大会への出場を義務づけ、選手が拒否すれば「代表選手から外す」というような脅しめいた言葉を投げかけた。
13年2月に、女子の複数選手によってパワハラ告発がなされたが、そういう体質は男子にも根強くあった。
当時、特別コーチとして帯同していた井上は選手や所属先の声に耳を傾け、首脳陣に対し「担当コーチ制の復活」などを訴えたが、採用されず。首脳陣と選手の板挟みに遭っていた。
いわば惨敗すべくして金メダルゼロに終わったのがロンドンだった。帰国後、篠原氏は引責辞任し、吉村氏はしばらく強化委員長に居座ったが、助成金の流用疑惑によって失脚。
不祥事を期に体制がまるっと一新されたことは、新たに監督に就任した井上にはむしろ幸いしたかもしれない。井上は次々と改革を断行していく。
現代ビジネス [講談社] 2016年08月28日(日)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/49559
[ 2016年08月28日 - 18:54 ]
主 (08/28 - 19:30) ゆとりばからだから、ちょっと気合いを入れると泣いちゃう日本人ばかりだからなぁ。
(08/28 - 19:18) こいつ、性格悪そうだなと思ったけど、やっぱりそうだったのか。
(08/28 - 19:07) 前とんねるずのキックベースは面白かったよ篠さん
(08/28 - 19:06) 前園とめっちゃくちゃ仲良いよね