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1点を追う鹿島は、攻撃的な布陣にシフトチェンジする。小笠原満男がアウトし、2ボランチから永木のアンカーに。2列目には3人が並び、左に柴崎、右に西、そして途中出場のファブリシオがトップ下に収まった。
交代からわずか2分後、鹿島は試合を振り出しに戻す。この1分前に、CBの栗原勇蔵を入れて逃げ切りに入った横浜の狙いをいとも簡単に挫いたのは、ファブリシオだった。アシストしたのは最前線に張っていた鈴木だが、左サイドでスタンバイしていた鈴木に正確なクロスを通したのは、それまで何度も右サイドを崩していた伊東だった。
最初の交代策は除外したとしても、鹿島のベンチで指示を出していた男は、これが"初采配"とは思えないほどのチームマネジメントで勝点1を奪取した。
横浜戦で鹿島の指揮を執っていたのは、コーチの大岩剛である。前日に石井正忠監督が体調不良を訴え、試合当日も回復できなかったことで、急きょ"監督"を務めることに。今季から復活したサテライトリーグでは監督経験があるとはいえ、ぶっつけ本番となるJ1の舞台でも、臆することなく、堂々とした手綱さばきを見せていた。
単純に、ボランチにはボランチを、右SBには右SBを入れるわけではない。すでに記したように、カードを切るたびに鹿島は三度、その"表情"を変えていった。自分と同じ右SBの伊東が途中出場しても、最後までピッチに立ち続けた西は「僕を代えるのではなく、っていうのは、やりがいがあった」と心情を明かし、「あれが選手交代だな、と思った」と独特の表現で大岩の采配を振り返っている。
[ 2016年09月01日 - 18:57 ]
(09/01 - 19:08) 監督と小笠原が癌
(09/01 - 19:06) 公表されるカタチでの発言なんだから陰湿ではないだろ
(09/01 - 19:02) 西は鹿島サポにも嫌われてるからな