■ スペイン北方にあるバスク地方は重要な港湾都市も多く、早くからイングランド人労働者や
イングランドから帰国した学生たちによりフットボールが持ち込まれていた。
全国リーグが創設されると、バスクのクラブが10チーム中4チームを占め、
なかでもアスレティック・ビルバオが他を圧倒する成功を収める。
また、ピチーチやテルモ・サラなど、数多くの伝説的な選手も生み出した。
しかし1950年代になると、海外から多くのスターを獲得するRマドリーとバルセロナの
2強時代が始まり、他のチームによるリーグ優勝は極めて稀な事態となる。
だが、1980年代には、ソシエダ、ビルバオの2チームでリーグを4連覇した時代があった。
■80-81 レアル・ソシエダ
リーグ創設クラブのひとつでありながら、長くビルバオの後塵を拝してきたが、
優秀なカンテラ出身選手が揃うと、3年連続サモラ賞のアルコナダを中心に、
堅固な守備力を武器に80-81・81-82シーズンを連覇した。
サトルステギ
ロペス・ウファルテ ウラルデ
サモラ ディエゴ・アルバレス
ペリコ・アロンソ
オライソラ セラジェタ
ゴリス コルタバリア
アルコナダ
監督:アルベルト・オルマエチェア
82年ワールドカップの中心メンバーにもなったソシエダ勢。
キャプテンはコルタバリア。
ペリコ・アロンソはシャビ・アロンソの父親で、息子と同じく
強烈なキック力を持つ守備的MF。
ウイングのウラルデは、のちにビルバオでもプレー。
中央のストロングヘッダー、サトルステギは、チーム最多ゴール記録を持つ。
■82-83 アスレティック・ビルバオ
ソシエダに続いて主役になったのはバスクの雄ビルバオだった。
強力な得点力がありながら、失点も同じように多かったビルバオだが、
若き監督クレメンテのもと守備力を鍛えあげ、82-83・83-84シーズンを連覇。
サラビア ダニ
アルゴテ
ウルティビ
ガジェゴ
デアンドレス
ヌニェス ウルキアガ
リセランス ゴイコエチェア
スビサレッタ
監督:ハビエル・クレメンテ
クレメンテが求めたのは、荒々しいまでに体を張ったプレー。
「マラドーナの足を折ってやる」発言が有名なゴイコエチェアはその要。
名GKスビサレッタや、ほぼスイーパーといっていいデアンデロスなど、
(左右両足からのミドルも武器だが)守備のタレントも揃ってきている。
前線にボールを供給するのは、左利きのテクニシャン、ウルティビ。
そしてトップの3人は、いずれもクラブの歴史に名を残すレジェンドたち。
■97-98
ビルバオが2位、ソシエダが3位となったシーズン。
優勝したバルセロナでさえ10敗を喫するという混戦だったが、
粘り強い守備をベースに、負けない戦いをすることで上位に進出した。
○Rソシエダ(3位)
コヴァチェヴィッチ
クライオヴェアヌ
(デパウラ)
デペドロ ハビ・グラシア
(ミルド)
ファン・ゴメス イマス
(キューバウアー)
ロペス・レカルテ フエンテス
(アランサバル) ピカベア ロレン
アルベルト
監督:ベルント・クラウス
キャプテンのフエンテスは、のちにクラブ会長にも就任。
ロレンは元々FWだったが、ソシエダでDFに転向。間違いなく
選手寿命は延びたと思われる。
アランサバルが戦線離脱のため、左SBはロペス・レカルテがメイン。
中盤はデペドロ以外流動的だが、クラッシャー系選手を多数揃える。
攻撃の軸はコヴァチェヴィッチ。高いキープ力と意外な突破力を発揮。
すべては彼にボールが渡ってからである。
○アスレティック・ビルバオ(2位)
ウルサイス
J・エチェベリア
ゲレーロ
アルキサ ウルティア
ララサバル ララインサル
カルロス・ガルシア ロベルト・リオス
アルコルタ
I・エチェベリア
監督:ルイス・フェルナンデス
後ろはがっちりと守備を固め、前線のタレント力を活かす布陣。
なんといっても貴公子ゲレーロが主役で、攻撃の中心として輝いていた。
PK職人ララサバルは、SBでありながら当時はまだ背番号10を背負う。
アルキサやウルティアなど、地味ながら魂を感じさせる選手が多いのは
やはりアスレティックというチームの特徴だろうか。
■02-03
最後の最後まで、ソシエダがRマドリーと優勝を争った。
特筆すべきは、リーグ最強と言われた2トップだが、
ベテランと若手が融合し、攻守にバランスのとれたチーム構成も見事。
かたやビルバオは、特に攻撃の選手に若手が多く育っていたが、
DFリーダーが不在で安定感を欠いた。将来が楽しみではあるものの、
ホームで思うように勝ち点を伸ばせず中位に終わった。
○Rソシエダ(2位)
コヴァチェビッチ
ニハト
デペドロ カルピン
アランブル X・アロンソ
アランサバル ロペス・レカルテ
シュレール ハウレギ
ヴェステルフェルト
監督:レイノー・ドゥヌエ
○アスレティック・ビルバオ(7位)
ウルサイス
エスケーロ J・エチェベリア
ジェステ
(ティコ)
アルキサ グルペギ
デルオルノ ハビ・ゴンサレス
カランカ ラクルス
アランスビア
監督:ユップ・ハインケス
[ 2016年09月09日 - 19:19 ]
ヴェステルフェルト (09/09 - 22:57) 当時見てた人にとってこの表記はしっくりこないなぁ。サンダーヴェスタフェルト。この響きを聞いただけであの頃の情景が甦ってくる
(09/09 - 21:59) マドリーもバルサも、今ほど絶対的な力持ってなくて、バレンシアやデポルが優勝争ってて、あの頃のリーガは面白かった
ヘンリク (09/09 - 21:52) qos氏も怒濤の書込みだな。上にも書いてる通り、ビルバオは攻撃陣良かったから、記憶に残ってるわ。
(09/09 - 21:48) 終盤怒涛の追い上げを見せてUEFAカップ目前に迫ったが、結局最終節で大不振だったバルサに抜かれて7位に終わったんだよな。
(09/09 - 21:47) あのシーズンのビルバオはたしかバレンシア、デポル、セルタに勝ったし、ソシエダに初めて土をつけたのもビルバオだった。そのくせ下位にはコロッと負ける。
(09/09 - 21:46) わざわざIDを覚えてるなら光栄です。
(09/09 - 21:46) とりあえず、02-03はまだJスポーツでやってたからよく見てたな。ソシエダの活躍が目覚ましかったが、個人的にはあのシーズンでビルバオのファンになった。ウルサイス、エスケーロ、エチェベリアの三銃士
コーク (09/09 - 21:45) 小ネタクイズの人じゃねーかwwwwwwwwwwwwww久々だな〜
(09/09 - 21:44) 何と、こんな良スレが立っていたのか。どこから突っ込めばいいか。
関口エイスメンディシンマン (09/09 - 21:43) 鷲はコークより自分のほうがサッカー詳しいと思ってそう
コーク (09/09 - 21:41) ま、いろいろな
鷲 (09/09 - 21:40) お前はソシエダかビルバオの事何か知ってるのか
コーク (09/09 - 21:37) ほな、
鷲 (09/09 - 21:37) 割とマジで何で負けたのか。じゃあな
Eizmendi (09/09 - 21:35) と、そろそろやめないと名無しにまた色々言われそうだね。ここで俺はやめとくよ。コークが現れたタイミングだからって避けてるわけじゃないからね(笑)
Eizmendi (09/09 - 21:34) そっちか(笑)マルカだかムンドデポルティボが特集してたね。バルサマドリーアトレティコに勝つのに最下位のヘタフェ(レバンテ?)にあっさり負けたりするわけわかんないシーズンだった。リーガを盛り上げてるのはうちだ!!とか現地が言ってて画面越しに笑ったのを覚えてる
コーク (09/09 - 21:32) はいナリ
鷲 (09/09 - 21:30) 2015シーズンだったかな?モイーズソシエダがバルサレアルアトレティコに勝ったシーズン
Eizmendi (09/09 - 21:29) 裏王者…12-13の後半戦かな?たしか後半戦の勝ち点は1位だったはず。あの時はどこまで行けるかワクワクしたなあ
Eizmendi (09/09 - 21:27) そりゃ良かった。アラベスがプリメーラにいるうちはアラベスのことも直々触れていくからよろしく。土日にまたスレ立てるかもしんないから良かったら顔も出してね
鷲 (09/09 - 21:25) 最近で言えばソシエダを「裏王者」と呼んでる人もいた頃かな。あの頃も面白かった
ヘンリク (09/09 - 21:22) エイス氏が現れてから、ソシエダのネタが多くなり、あの時のソシエダを語る事が多くなったなぁ。良いチームだったし、語り継いでいくに値するチームだとおもうわ。
Eizmendi (09/09 - 21:22) >2117は俺に向けて?でも主だよね? 恐らく俺=主と勘違いしてるんじゃないかな。俺がスレを立てるならアスレティックのことは絶対に触れないよ。触れるとしても罵詈雑言の嵐だし間違っても誇りなんて呼ばないね。このスレはむしろ俺を召喚するスレじゃないかとさえ思ってる(笑)
鷲 (09/09 - 21:21) バルサレアル相手にして勝ってたからな、本当リーガは恐ろしい
鷲 (09/09 - 21:20) 12-13シーズンだったか?もしくはそれより前か。でもすげーなこれ。さすが一度も降格してないだけある
(09/09 - 21:20) 02-03のソシエダは何が面白いって昨シーズンのレスターと一緒でいつまで快進撃が続くのかと毎週ドキドキしながらずっと夢を見せてくれたことに尽きる。前半戦無敗でひょっとしたらひょっとするというあの感じはまさにレスターと一緒だった
鷲 (09/09 - 21:18) ジェステが居なければビルバオ降格してたかもしれないね。プレーは覚えとらんけど結構期待だとか言われてたような... >エイス 当時のリーガって今よりレベルの乖離してないらしいからね。そういう意味でも面白かったんじゃないんだろうか
ヘンリク (09/09 - 21:17) いつぞやのシーズンはアドゥリス、ホセバ、イスマ、ジョレンテと強豪チームにもひけをとらない豪華FW陣だったな。
(09/09 - 21:17) 主はやたらバスクに詳しいけど、あの伝説の02-03をリアルタイムで観てないのか
Eizmendi (09/09 - 21:15) ハウレギみたいなめちゃくちゃイケメンもいればアランブルみたいにいくつになっても顔変わんない人もいるしね。個性的で面白かったろうな、当時リアルタイムで見てたファンは。
ヘンリク (09/09 - 21:14) 99年のワールドユースでジェステ観て、いつかは代表の中核になるのかなぁと思ったけど… まぁビルバオに居るうちは厳しいかな?と思っていたけど、キャップ0は予想外だったわ。
鷲 (09/09 - 21:11) だが02-03って良く良く考えると凄い面子だな。リーガ最強の2トップにアロンソにデペドロとか
Eizmendi (09/09 - 21:10) だからたぶん、当時は相当悔しかったと思う。今ですらこんなだしね。特にライバル関係にあるバルサやアトレティコは、サイクル次第でいくらでも上に立てるしデッドヒートも繰り広げられる。でもレアラが02-03を繰り返すのはレスターほどでもないにしろ奇跡と言えるし、その違いからレアリスタの悔しさが来ているのはありえるね。
鷲 (09/09 - 21:10) サンキュー。こういうジャイアントキリングが起こることがリーガの面白さの一つとなっているのかも
Eizmendi (09/09 - 21:07) 自分で「憎きバルサ」とか言っておいてなんだけど、マドリー>>>越えられない壁>>セルタ=アスレティック>バルサ かな。でもこれ、俺は伝説の02-03はリアルタイムで見てたわけではないから、あくまで他のファンの感じ方ね。公式のTwitterでも「〇年前の今日マドリー相手に〇対〇で勝利!!」みたいなツイートするくらいだしね。
ヘンリク (09/09 - 21:03) ビルバオの純血主義と、胸スポンサーを付けずにチーム運営してた事にロマンを感じずにはいられない。もし私がもっと早くにビルバオと出会っていたら、きっとファンになっていただろう。
鷲 (09/09 - 20:46) エイスじゃん!やはりあの二位は悔しかったか?
Eizmendi (09/09 - 20:37) この、黄金期を支えた選手達が憎きバルセロナに大量に強奪されたせいでレアラは外様のオルドリッジを獲得しないとやっていけなくなり、同様にアスレティックは“バスク人”の枠を広げざるを得なくなった。歴史は常に弱者が虐げられるもの。美談にすることは可能だけど、常に多角的視野を持たないと、とか思ってる。まあレアラはエイバルとかアラベスとかウニオンとかアンティグォコから搾取してるんだけどね
(09/09 - 20:03) 97-98のゲレーロは、それでもかつて(デビュー後数シーズン)ほどの輝きはないと言われてた。02-03の頃は27,8歳にして既に終わった選手扱いだった・・・
(09/09 - 19:59) 1929年リーガ初代チャンピオンはバルセロナ。
(09/09 - 19:40) >「シャツより明るい色のネクタイを締めた男は信用するな」
鷲 (09/09 - 19:33) ドゥヌエは無名だったからなあ。その当時はドゥヌエもソシエダも知らなかったから、余計に
(09/09 - 19:31) なんでドゥヌエって監督続けなかったんだろう?めっちゃいいチームだったよな
鷲 (09/09 - 19:30) 細かくでは全く知らないけどこういうチームが好きだな俺は
鷲 (09/09 - 19:27) 自分はソシエダの2位が記憶に残ってるなあ。