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[ 2016年10月04日 - 15:05 ]

【ベルナール・タピの野望 マルセイユの黄金時代】

■ 労働者階級出身のベルナール・タピは、
ビジネスの世界で大成功をおさめると、スポーツ界へも進出した。
自転車ロードレースでは、ベルナール・イノー、グレッグ・レモンらを擁して
ツール・ド・フランスに優勝すると、続いてサッカーではOMの会長に就任。
低迷するチームを、莫大な資金力によってオールスターチームに甦らせた。
目指すは、「世界一のサッカークラブ」である。


■88-89 優勝

    アロフス    パパン


      ヴェルクリュース

   エイロー       ソゼー

        ジェルマン

 ディメコ           ティス
   フェルスター  ルロワ

       ウアール

タピは86年に会長に就任すると、すぐさま補強を開始。
チームの象徴となるパパンや、ドイツ代表で、当時
世界最強のストッパーであるフェルスターが加入。
翌年にも、パパンのパートナーとして、同じく
ドイツ代表のアロフスが入団。中盤には質の高い自国
選手たちを引き抜くなど着々と陣容を整えていった。
そして88-89年には、ヴェンゲル率いるモナコやPSGら
ライバルとの争いを制し、17年ぶりのリーグ優勝を果たした。


■89-90 優勝

         パパン

  フランチェスコリ     ワドル

     ティガナ   ソゼー

        デシャン

 ディメコ           アモロ
   フェルスター  モーゼル

        ウアール

翌シーズンには、補強をさらに進めていく。
ティガナ、アモロ、デシャンなど新旧自国代表のほか
フランチェスコリ、ワドルなど、まさに世界選抜とも
いうべき強力な陣容となった。
パパンはこの年30ゴールをあげ、3年連続の得点王に。
(最終的に5年連続得点王。91年にバロンドール)


■90-91 優勝 

         パパン

  アベディ・ペレ      ワドル
  (カントナ)

     ジェルマン  パルド
          (フルニエ)
 ディメコ           アモロ
     ボリ      カゾニ
         モーゼル

        オルメタ

ますます調子に乗るタピは、アディダスの経営権を取得。
その縁でベッケンバウアーがフロントに加わり、9月には
監督に就任した。
また、1年で退団したフランチェスコリの後釜として、
大きな期待をもってストイコビッチが加入するが、2節の
メツ戦で負傷するとシーズンの大半を棒に振ることとなり、
ローン出戻り組のカントナやアベディ・ペレが穴を埋めた。
ベッケンバウアーは翌年1月に監督を退きフロントに戻るも
チームはリーグ3連覇を果たす。
だが、ついにたどり着いたチャンピオンズカップ決勝では、
ツルヴェナ・ズヴェズダ(レッドスター)にPK戦で敗北。
前年までズヴェズダに所属し、スターだったストイコビッチは、
延長戦のわずかな出場にとどまった。


■92-93 1位失格

    フェラー   ボクシッチ


       アベディ・ペレ

  エイドゥリ      ソゼー
  (フェレリ)
        デシャン

 ディメコ         アングロマ
      ボリ  デサイー

       バルテズ

4連覇後、パパンのミラン移籍により、チームを再編。
それでも2年ぶりのCC決勝進出を決め、リーグでは
5連覇を達成するなど、タピはわが世の春を謳歌する。
しかし、リーグ優勝を決めたその翌日に、対戦相手から
八百長を告発された。
5日後のCC決勝ではミランを破り念願の欧州王者に輝くが、
このサッカー史上最大の八百長スキャンダルにより、
リーグ優勝は剥奪。タピも有罪が確定し、野望破れて
クラブの経営から離れることになった。
CC優勝はそのままとされたが、UEFAスーパーカップや
トヨタカップへの出場資格を失った。
これが、現在までフランスのクラブ唯一のビッグイヤーとなっている。
このマルセイユの凋落を受け、フランスリーグではPSGが覇権を手にしていく。


■98-99 2位

   ラヴァネッリ  モーリス
   (デュガリー)

        ピレス
     (グルヴェネック)
          
   ルクサン       ロワ
        ブランド(ブラヴォ)

 ギャラス         ブロンド―
    ドモロー  ブラン

        ポラト

ペナルティのため94年から2年間を2部で暮らし、96-97年から1部に復帰。
98-99年は、ピレスやブランなど、WC優勝メンバーを加え、
ヴィルトール、ラスランド、ベナルビア、ミクーの
強力攻撃陣を揃えるボルドーとデッドヒートを繰り広げる。
最終的に勝ち点1差の2位に終わり、黄金時代の復活はならなかった。
マルセイユが再び優勝するには、CC優勝時のキャプテン
デシャンが監督をつとめる2010年まで待たねばならない。




スレッド作成者: 僕の考えた最強チーム的な (daXsujDv7V2)

このトピックへのコメント:
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(10/05 - 11:57) バルテズ・ベイ・メイテ・デウ・タイウォ・フィオレズ・カナ・ぺドレッティ・ナスリ・リュインドゥラ・マルレ
(10/05 - 07:19) そういえば98ワールドカップでは右にはいってたかな。メツでは、もっとFWっぽかった気もするし。スピードを活かして前線で動き回るイメージ
(10/05 - 06:56) そうか3トップだったか。マルセイユは2トップって固定観念があぅたよ。失礼。確かに、当時のピレスにはパサーのイメージはないけど
(10/05 - 00:47) ピレスは2トップではFW、3トップでは右ウイングだった
ヘンリク (10/04 - 22:58) マルセイユは2nd、3rdユニフォームがコレクションしたいと思う物が多いね。アーガイルデザインは秀逸だった。
(10/04 - 22:32) それからもドログバ、ヴァンブイテン、リベリ、ナスリ、リュインドゥラ、たいうぉ、いい選手きてるんだがなあ
(10/04 - 22:32) それからもドログバ、ヴァンブイテン、リベリ、ナスリ、リュインドゥラ、たいうぉ、いい選手きてるんだがなあ
(10/04 - 22:28) 98-99なら、ボルドーのが面白いチームだった。マルセイユより優勝に値するチームだったと思う。ピレスは確かにFWでも出てたが、選手層は厚いからいろんなパターンがあったと思う。基本は2トップ下じゃないかな
(10/04 - 22:23) フランチェスコリってマルセイユにも所属してたのか
ヘンリク (10/04 - 21:27) 私の世代だとJPPってわざと略したくなる。
ヘンリク (10/04 - 21:10) 92-93のDFラインの面子はいいでよね。後の代表メンバー勢揃いみたいな。攻撃陣は90-91の方が個人的には好きだけど。
(10/04 - 21:06) リュクサンなつかしい
ヘンリク (10/04 - 20:48) めっちゃ良スレだと思うんだけど、あまり盛り上がってないのが残念
(10/04 - 20:39) ピレスは主にFWで出てたんだが
(10/04 - 18:17) K糞ワード:暗黒
(10/04 - 17:41) 神主Forever
(10/04 - 16:42) 酒井ゴリとか言う暗黒期の象徴wwwww