■ 上下関係、あなたは本当に「韓国」を知っている?
WoW!Korea 10月24日(月)16時4分配信
日本に来て驚くのが人間関係です。
日本はどちらかというと友達感覚、つまり水平的で、韓国は上下関係、垂直的です。
私が通っているカトリック教会での神父に対する接し方を見てもそうです。
韓国人の信者にとって神父は神様に近い存在でその権威は絶対です。
まるでお殿様に接するように手厚くもてなします。
上座にお座りになるのはもちろん食事の内容にも気を遣いますし、どこかへ行くときも電車でなく自家用車でもてなします。
民主的(?)な神父がいて「信徒と一緒でいい」といってもそれは礼を欠くものとして受け入れられません。
私がこの原稿を書いているときも思わず「神父」では礼を欠くので「神父様」と書かなければと思ってしまうのです。
これに比べて私たち韓国人にとって、日本の神父は大変民主的で友達感覚です。
偉ぶらず謙虚で食事会で神父も割り勘なのにビックリしました。
韓国では一緒に食事してくれるだけでも光栄なのにお金を払わせるなんてもってのほかです。
正月など特別な日には食事を作ってもてなすか、レストランにお招きして接待をします。
これだけ書いたら韓国の神父が横柄で偉そうにしていると思われるかもしれませんが、神父は神父なりに自腹を切って信徒たちをご馳走したりして心を通わせます。
一緒にお酒を飲んだり、カラオケに行くなど情を通わせながらキリストの教えを広めていきます。
もちろん日本の神父もしないわけではありませんが、情の厚さが違います。
サラッとしたドライな関係とコテコテな情の関係とでも言いましょうか。
過剰な肩書、あなたは本当に「韓国」を知っている?
WoW!Korea 10月24日(月)16時4分配信
このようなことは何も教会に限ったことではありません。
韓国では普通で、上の人の権限は日本の類ではありません。
こんなこともありました。
韓国では社長、教授、店長など目上の人には肩書の後に「ニム」を付けて呼びます。
社長ニム、教授ニムという「様」を付けます。
さしずめ「社長様」「教授様」と呼ぶようなものです。
日本の人にとっては「社長」だけでも十分敬っているのにやりすぎだと思いますし、韓国人は「社長」だけでは尊敬してないように感じます。
日本語のわかるある韓国の会社の社長が日本に来たとき、取引先の社長に現地の部長が自分の社長を「わが社の社長の◯◯です」と(ニム、様)を付けずに紹介したとして腹を立てたばかりか、相手の通訳を勤めたスタッフが「私共の社長△△です」と言ったことにも怒ったそうです。
「なんて自分の社長を敬わない礼儀知らずの社員だ」と。
笑えない本当の話ですが、人間の習慣とは恐ろしいものです。
日本生活の長い私ですら理屈ではわかっていますが、今でも目上の人に「ニム」を使わないとむずむずします。
日本の人にとっても肩書の後に「ニム」を付けるのは抵抗があるのではないでしょうか。
ちなみに韓国は目上の人であれば相手、身内に関係なく「ニム」をつける絶対敬語を使い、日本は身内にはへりくだる相対敬語を使います。
この習慣も韓国と日本の人間関係において上下意識の濃淡がベースにあるからではないでしょうか。
会社や組織でなくとも年の差だけで「ヒョン」(兄さん)、「トンセン」(弟)、「オンニ」(姉さん)、「トンセン」(妹)等と上下に序列化します。
そのほうが精神的に安心するからだと思います。
目上の人は下の人の保護と面倒を、下の人は目上の人に服従して依存し合うのかもしれません。
[ 2016年10月24日 - 18:11 ]
(10/24 - 18:17) 日本人 サッカー辞めなさい
(10/24 - 18:15) これ情じゃないからな。明確な利益供与を介した主従関係または相互援助関係。だから韓国人とかかわると非常にめんどくさい事になる