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[ 2016年11月09日 - 12:10 ]

【Jリーグ“ベトナムダービー”の功罪】

■ Jリーグ“ベトナムダービー”の功罪、過剰PRや起用法に批判の声
HARBOR BUSINESS Online 11/9(水) 9:10配信

いま、アジアサッカーが熱い。東南アジアや中国、インドなどの新興国でサッカーが爆発的な人気を博してきており、その経済規模も日本サッカーを凌駕するものが出てきている。

サッカーのレベルも徐々に日本や韓国などの強豪国に近づいてきており、色んな意味で無視できない存在となってきている。

ASEAN諸国のなかでもベトナムは経済成長著しく、9000万人を超える人口を持ち、南北に1560キロに渡る広範な国土を持つ。

サッカーにおいてもASEAN内ではフィリピンやタイと並び上位につけている。

先日まで代表チームの監督を日本人が務めていたり、現在もベトナム人有名選手がJリーグクラブに移籍していたりと日本との交流も加速してきている。

Jリーグはアジア戦略の一環としてVリーグ(ベトナムリーグ)と提携協定を結んでおり、ガンバ大阪や川崎フロンターレ、水戸ホーリーホック、横浜FCなど複数のJクラブがベトナムとの活動にも力を入れている。

10月16日にケーズデンキスタジアムで開催されたJ2リーグ第36節水戸ホーリーホックと横浜FCの試合は、両チームにベトナム人選手が所属することから「ベトナムダービー」と銘打たれて大々的なPRが行われ、試合前から日本・ベトナム両国で大きな注目を浴びた。

しかし、ふたを開けてみれば、横浜FCのグエン・トゥアン・アインが怪我でメンバー登録から漏れたうえ、水戸のグエン・コン・フオンも終盤に顔見せ程度で途中出場するにとどまった。

名ばかりとなった「ベトナムダービー」にファンは失望し、SNSでは所属クラブに対するベトナム人からの誹謗中傷のコメントが相次いだのだった。

◆「ベトナムのメッシ」などとして試合前から大きな期待を集めていたが……

今季、ベトナム1部ホアン・アイン・ザライ(HAGL)から水戸と横浜FCにそれぞれ期限付き移籍したFWグエン・コン・フオンとMFグエン・トゥアン・アインは、母国のファンから「ベトナムのメッシ」、「ベトナムのピルロ」と呼ばれるスター選手。

昨年トップチームに昇格したばかりのため、プロでの経験はまだまだ乏しいが、アンダー世代のベトナム代表で大活躍して一躍国民的アイドルとなり、現在はA代表にも名を連ねている。

日本では、「ベトナムの英雄」こと元コンサドーレ札幌のFWレ・コン・ビンに続く、ベトナム人Jリーガーとして注目されたが、ここまでのリーグ戦の出場試合は、グエン・コン・フオンが5試合(うちスタメン1試合)で出場時間は80分。

一方のグエン・トゥアン・アインはいまだ出場試合ゼロ。

出場機会が巡ってこないことによるパフォーマンス低下が懸念されている。

そんな中で迎えた「ベトナムダービー」は、今シーズン中に両者が直接対決する最後のチャンス。

アジア戦略を推進するJリーグやベトナム市場の開拓を進める茨城県が協力して、スタジアムに在日ベトナム人を招待し様々なイベントを実施。

さらに、ベトナムではイオンモールでパブリックビューイングを開催するなど、積極的なマーケティング活動を展開した。

◆しかし、出場機会はほとんどなし!

試合前まで大きな注目を集めた「ベトナムダービー」だったが、スタメン発表でグエン・トゥアン・アインの欠場とグエン・コン・フオンのベンチスタートを知った瞬間、ベトナム人の多くが興味を失ってしまった。

特にトゥアン・アインについては、数日前の練習で負傷しており、欠場が事前に分かっていたにもかかわらず、試合直前までそのことが告知されなかったことに多くのベトナム人が憤った。

また、87分に途中出場したグエン・コン・フオンは一度もボールに触ることすらなく試合終了(1-1ドロー)。

10月初めにホーチミン市で行われたベトナムと北朝鮮の親善試合(5-2で勝利)でもグエン・コン・フオンは途中出場したものの、動きが鈍く殆どチャンスに絡めず、地元の辛口評論家から「同点弾を決めたグエン・トゥアン・アインと比べて成長が見られない。チームメイトの足を引っ張る存在だった」と酷評された。

両選手はベトナム時代の所属元クラブが若手重視ということもあり、ほぼ全試合でスタメン出場していた。

ファンが懸念しているのは、日本での試合勘不足が今年末のAFFスズキカップや来年の東南アジア競技大会(SEA Games)のパフォーマンスに悪影響を及ぼすことだ。

この二つの大会は現時点で、東南アジアのサッカーファンにとってオリンピックやワールドカップよりも重要な大会である。

◆「チームとの相性の問題」「ベトナムに帰るべき」……賛否両論の声

当初は日本移籍を好意的に受け止めていたファンやメディアだったが、現在は批判的な意見も多く聞かれるようになっている。

両選手の移籍期間は今シーズン終了までだが、水戸と横浜FCは契約延長を希望しているとされる。

これについては、ファンの間でも意見が分かれており、反対側からは「どうせマーケティング目的で出場機会はないのだから、選手として活躍できる貴重な時間を浪費すべきではない。すぐにベトナムに戻るべき」、「チームスタイルとの相性が悪い」という意見があがっている。

一方、賛成側は、「たとえ試合に出られなくても、レベルの高い日本で練習して海外での経験を積むだけで大きな意味がある。日本移籍以降、フィジカルや戦術理解にも改善が見られるので、あと1年頑張ってほしい」と述べている。

日本とベトナム、所属先クラブと所属元クラブ、そして両国のサポーター。思惑や意見は様々だが、選手間交流や新規スポンサー契約など、せっかく形になりはじめたアジア戦略であるだけに、なんとか打開策を見つけていってほしいものだ。



スレッド作成者: うっ (H3nTqPEJuGs)

このトピックへのコメント:
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JimmiXzSqc (07/31 - 10:09) FwvvySamLzZ
(11/10 - 00:21) 水戸で3分しか出れないなら帰ったほうがいいよな・・J3でやるよりはベトナム1部のほうがプライドも保てるし、帰国がベストなんだろうなぁ。寂しいけど、ミランにおける本田さんみたいなもんか。
(11/09 - 22:30) 日本人も欧州での扱いは同じ
(11/09 - 20:16) 別にJじゃなくてもKやCでもいいんだし
(11/09 - 20:15) 一時的な金儲けをしても反感買ってその後が続かないよ
(11/09 - 16:27) やJ糞
(11/09 - 15:42) 金儲けをしたくないのかなJは
(11/09 - 15:10) 日本人もこんな感じで言われてんだろーなー
(11/09 - 15:10) 日本人もこんな感じで言われてんだろーなー
(11/09 - 14:49) ベトナムのエースがJ2POに進めなかった時の札幌でなんとかレギュラー争いってトコだったんだからまだ厳しいだろうよ。
(11/09 - 14:39) 出場する見込みが薄いのに大々的にアピールしすぎただけ
(11/09 - 14:10) レコンビンでもJ2でギリギリのレベルだったからなあ。まだまだ道のりは厳しいよ
(11/09 - 13:18) J2で出場できないならJ3でとか。そんな単純でもないけど
(11/09 - 13:16) 彼らの場合は戦力以外の面でもクラブに利益をもたらしてくれるから普通のレンタルは違う。ずっとネックになっている部分だけど二人が上手くなっていることだけは確かだから、レンタルが終了するにしても何とかいい形で次に繋げたいね
(11/09 - 12:56) 日本人も欧州では同じ扱い
(11/09 - 12:40) ミラノダービーの本田と長友みたいなもんだ
(11/09 - 12:40) レンタルの選手はこんなもんだろ。使う価値があれば使うけど使う価値がなければレンタルじゃない選手の方がチームとしては将来性もあって使われる。