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[ 2016年11月19日 - 11:04 ]

【バルサが楽天を胸スポンサーに決めるまでの紆余曲折】

■ 「楽天って中国企業?」スペイン人も驚いた。バルサが楽天を胸スポンサーに決めるまでの紆余曲折
HARBOR BUSINESS Online 11/19(土) 9:10配信

スペインのサッカーを代表するチームのひとつバルセロナが楽天とスポンサー契約を結んだ。

日本でも報じられたが、スペインでも多くの一般紙そしてスポーツ紙がそれを11月16日付にて一斉に報じた。

契約は来年2017−2018シーズンから4年間で、年間契約料は5500万ユーロ(63億8000万円)。

それに加え、スペインリーグで優勝すると150万ユーロ(1億7000万円)、ヨーロッパチャンピオンリーグを制覇すると500万ユーロ(5億8000万円)が加算されることになるとしている。

バルサのジュセップ・マリア・バルトメウ会長が目指していたのは6500万ユーロ(70億円)以上の契約であった。

なぜ6500万ユーロ以上だったのかというと、その理由はスポンサー契約で、これまで最高額のマンチェスター・ユナイテッドの6200万ユーロ(72億円)を上回る契約額を目標にしていたからである。

今回の楽天との契約はバルサがリーグ優勝とヨーロッパチャンピオンに成れば、それに近い額になる。

また、バルトメウ会長が6500万ユーロ以上の契約に拘るもう一つの理由があった。

その理由は彼の尊大な姿勢が原因となって、カタール航空との年間6000万ユーロの契約が反故になってしまったからである。

この失態を補い、クラブの代表会員らを納得させるにはそれよりも上の額での契約を結ぶことを望んでいた、というわけだ。

カタール航空との契約がなぜ反故になってしまったのか?

それは、次のような事情からである。

バルサのシャビエル・ファウス前副会長は、昨年の早い段階で、カタール航空との契約について、それまで年間3500万ユーロ(40億6000万円)だったのを、2017−2018年シーズンからは4年間契約で年間6000万ユーロという合意を達成していた。

しかし、それは飽くまで口頭での合意であった。

バルセロナクラブの会長選挙を間近に控え、バルトメウ会長は再度会長に再選された時点でカタール航空と契約を結ぶということにしていた。

そして、バルトメウ会長は再選された。それが昨年7月のことだ。

昨シーズンはバルセロナは好調で、リーグ優勝、スペイン国王杯、そしてヨーロッパチャンピオンの3冠王になった。

しかも、メッシ、ネイマール、ルイス・スアレスという世界で最も攻撃力のあるトリオを揃えたバルサであった。

この余勢を駆って、会長に再選されたバルトメウ氏はマーケティング担当のマネル・アローリョ副会長を連れて昨年10月中旬にカタールの首都ドーハを訪問して、交渉相手のハサン氏に<スポンサーとなるにはバルサは1億ユーロ(116億円)で評価されてよいチームになった>といったような内容を伝えたのである。

それを聞かされたハサン氏は、口頭ではあったが6000万ユーロで既に合意しているにも拘わらず、契約金の増額を仄めかすバルトメウ会長の姿勢に<自分自身のモラルが傷つけられたように感じて>、その瞬間からバルサとのスポンサー契約は一切しないという決心をしたのである。

バルトメウ会長とアローリョ副会長が再度ドーハを訪れて、ハサン氏の誤解を解き説得を試みようとしたが、カタール側からは誰も彼らと会おうとしなかったという。

ハサン氏が憤慨したのも無理からぬ事情があった。

というのも、カタールはフランスのパリ・サンジェルマンのオーナーでもあり、カタール側の組織内部ではバルサとの契約をする代わりに、パリ・サンジェルマンにその資金を提供すべきだという声もあったのだ。

それを、ハサン氏はバルサとは口頭ではあるが契約の合意を結んでいる言って、ハサン氏は押し切りバルサとの契約を守ることに決めていたのである。

それにも拘わらず、バルサのバルトメウ会長が交渉でスポンサーに値上げを仄めかした姿勢に強い憤りを感じたのであった。

このような事態になったバルサは表向きは冷静さを装いながら、必至にスポンサーを探した。

メッシとネイマールという二人の高額年俸選手を抱え、スタジアムも改装することになっている。

バルサには資金が必要なのである。

その一方で、8500万ユーロ(98億6000万円)でユニフォームの契約をしているナイキとはユニフォームに入れるスポンサー名を伝えることが遅くなれば罰金が科せらることになっている。

6月中旬には、アマゾンが興味を示しているというのが判明した。

しかし、アマゾンは<4500万ユーロ(52億円2000万円)を超える額ではなかった>という。

途中、ペプシコとの契約が決定間近と報じるメディアが出るなど、さまざまな噂と憶測が飛んだが、結局は楽天がバルサ側を満足させる額を出せることで決着した。

金額以外に、楽天との契約を結ぶ切っ掛けとなったこともある。

それはバルサのジェラール・ピケ選手と夫人で歌手のコロンビア出身のシャキーラと二人は楽天の三木谷会長兼社長とアミーゴであるということだ。

これも今回の契約に結びつく要因となったという。

バルサはネット分野での販路を広げるには楽天との契約は非常に有効であり、と同時にアジアでの知名度を上げたいとしている。

楽天も世界で飛躍するには世界で最強チームの一つバルサのスポンサーになることは同じく有効である。

何しろ、楽天は例えばヨーロッパでは知名度はまだまだ低い。

今回の契約についてもスペインのあるラジオニュースでは楽天を中国の企業と混同して報道していたほどである。

スポンサーが欲しかったバルサ、欧州で苦戦していて起爆剤が欲しかった楽天。

このスポンサー契約が双方にどのように作用していくか、今後が楽しみだ。



今期2016−2017はカタールの名前がバルサのユニフォームに入っている。

その理由は、バルサが11年前に売却した土地について訴訟が起きて、判決でバルサが売却した土地が法的に評価額以上の金額を受領していたということが背景にある(常識では考えられないことで、まだ詳しい事情の説明が不足している)。

そこで、その返金額プラス金利とで4700万ユーロをバルサが用意しなければならなくなったため、急きょ助け船としてカタール航空に2016−2017年の契約更新をバルサがカタールにお願いしたということなのです。

只し、その契約金額はこれまで契約していた額と同額の年間3500万ユーロということでバルサも仕方なく了解。

このような事情があって、今期もバルサのユニフォームにはカタール航空のネームが入っているというわけだ。



スレッド作成者: Ω (aUKTWx3OPuE)

このトピックへのコメント:
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(11/19 - 15:41) Amazonがスポンサーになるとあのニコちゃんマークが胸に着くの?
(11/19 - 13:26) バルサの来期ユニのデザイン次第だけど・・・。ロケット団(ポケモン)のスペイン支部が出来るかもしれない・・・。
(11/19 - 13:18) 昨年の5月にヨーロッパチャンピオンになったけど、昨季のヨーロッパチャンピオンはマドリー。昨年と昨季がごちゃ混ぜになってる記事だ
1223 (11/19 - 12:56) は?全然金額違うだろ。それにアマゾンでよかったって何?願望乙w
(11/19 - 12:24) ってかアマゾンが胸スポ名乗り出るの初めてかな?
(11/19 - 12:23) アマゾンも50億出せるならあんまり額変わらないし、アマゾンで良かったんじゃ?
(11/19 - 11:52) カタールいいやつだな。ていうかメッシ、ネイマールは年俸高すぎ。シーロナも。