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[ 2016年11月22日 - 07:19 ]

【欧サッカー、胸のロゴ巡る熱き戦い】

■ 楽天がバルサと契約!欧サッカー、胸のロゴ巡る熱き戦い
ダイヤモンド・オンライン 11/22(火) 6:00配信

● 年間64億円を4年間!  楽天の狙いは? 

先週半ばの16日、サッカーファンなら誰もが驚くニュースが飛び込んできた。

現在、世界最強といえるサッカークラブ、FCバルセロナが日本のインターネット通販大手・楽天とメイン・グローバル・パートナー契約を結んだというもの。

つまりメインスポンサーとなり、来季からFCバルセロナのユニフォームの胸の部分には「Rakuten」のロゴがプリントされることになるのだ。

契約金は年間5500万ユーロ(約64億円)。2017年から2020年シーズンまでの4年間の大型契約だ。

楽天はスポーツ事業に熱心で、プロ野球では東北楽天ゴールデンイーグルスを保有し経営、JリーグではJ1ヴィッセル神戸のメインスポンサーを務めているが、その知名度は国内にとどまっている。

しかし、今回の契約のアピール効果はケタ違いだ。

FCバルセロナは世界でもトップレベルのスペイン1部リーグ・リーガエスパニョーラを制すること24回、ヨーロッパのナンバー1クラブを決めるUEFAチャンピオンズリーグ優勝5回、世界最強クラブ決定戦FIFAクラブワールドカップの優勝も3回を数える栄光に彩られた名門であり強豪だ。

所属する選手もリオネル・メッシ(アルゼンチン)、ネイマール(ブラジル)、アンドレス・イニエスタ(スペイン)、ルイス・スアレス(ウルグアイ)、ジェラール・ピケ(スペイン)など世界的スーパースターが顔を揃えている。

彼らが胸に「Rakuten」とプリントされたユニフォームを着てプレーすれば、世界中のサッカーファンが楽天という社名を知ることになるし、どんな会社か興味を持つ人も億単位で増えるはずだ。

楽天は1997年創業。インターネットの普及を背景に画期的なECモール事業を展開して急成長を遂げた。

市場を世界に広げようと2008年頃から事業の海外展開に力を入れるようになり、国際的M&Aを積極的に行ってきた。

だが、海外展開は想定した結果が得られなかったようで事業の縮小が続いていた。

しかし、今回のFCバルセロナとのビッグなスポンサー契約を見ると、同社の三木谷浩史会長は海外事業から撤退する気などさらさらなかったに違いない。

まずは「Rakuten」のブランドを世界の人々に認知させる。

そのうえで改めて攻勢をかけようと考えているのではないだろうか。

● 欧州クラブのスポンサー 先駆けはHITACHI

世界中の多くの人たちが注目する欧州サッカーは海外展開に力を入れる企業にとって絶好のアピール媒体だ。

今回は、その対象クラブが名門中の名門であるFCバルセロナということで大きなニュースになったが、日本の企業が欧州クラブのスポンサーになることは珍しいことではない。

日本企業が初めて欧州サッカークラブのスポンサーになったのは1976年。

総合電機メーカーの日立製作所がドイツ・ブンデスリーガのハンブルガーSVと契約を交わし、ユニフォームに「HITACHI」のロゴがプリントされたのが始まりだ。

日本のサッカー選手が初めて欧州クラブのプロとしてプレーしたのは奥寺康彦氏(現J2・横浜FC会長)がドイツの1.FCケルンに入った1977年だから、その1年前になる。

日本の欧州サッカークラブへの進出は選手よりも企業の方が早かったのだ。

日立は1979年にイングランドリーグの名門リヴァプールのスポンサーにもなっている。

奥寺氏の後、尾崎加寿夫氏、風間八宏氏など続く選手も現れたが、レベル差もあって選手の進出はしばらく停滞。

1994年に三浦知良、1998年に中田英寿が欧州でプレーしたことで挑戦の流れが生まれ、日本のトップ選手の多くが欧州を目指すようになったが、選手の進出が停滞している間も多くの企業が欧州クラブのスポンサーになっている。

日本企業がスポンサーになった主なクラブをあげておこう。

1980年代
アヤックス(オランダ)=TDK
ヴェローナ(イタリア)=キャノン
マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)=シャープ
アーセナル(イングランド)=日本ビクター
エヴァートン(イングランド)=NEC
マンチェスター・シティ(イングランド)=ブラザー工業
マルセイユ(フランス)=パナソニック
アトレティコ・マドリード(スペイン)=三田工業

1990年代
ジェノア(イタリア)=ケンウッド
フランクフルト(ドイツ)=三菱自動車
ユヴェントス(イタリア)=ソニー
フィオレンティーナ(イタリア)=任天堂
アーセナル(イングランド)=セガ
アトレティコ・マドリード(スペイン)=バンダイ

2000年代
バレンシア(スペイン)=トヨタ
ローマ(イタリア)=マツダ
サンテティエンヌ(フランス)=コニカミノルタ
ボルシアMG(ドイツ)=京セラ
フィオレンティーナ(イタリア)=マツダ

イングランドの名門、マンチェスター・ユナイテッドは1982年から2000年までの19シーズンもの長きにわたってシャープがスポンサーだった。

ファンの目には赤いユニフォームに「SHARP」のロゴがしっくりくるまでになっていた。

シャープは現在、液晶や半導体事業の不振もあって苦闘しているが、ビッグクラブのスポンサーを務め、それによってブランド力を高めていた時代もあったのだ。

楽天同様、最近ビッグクラブと大型契約でスポンサーになった日本企業もある。

横浜ゴムだ。2015年からの5年契約で、英メディアの報道によればスポンサー料は年間4000ポンド(約74億円)とのこと。

チェルシーにはFCバルセロナのメッシほど一般的知名度の高い選手はいないが、エデン・アザール(ベルギー)、ジエゴ・コスタ(スペイン)、セスク・ファブレガス(スペイン)といった世界的名手が揃っていて、彼らは「YOKOHAMA TYRES」のロゴを胸にプレーしているのを見ると、なんとなく誇らしい気分になる。

ちなみにチェルシーの横浜ゴムの前のスポンサーは韓国の電機メーカー「サムスン」。韓国のサッカーファンのなかには、名門チェルシーのスポンサーが韓国企業から日本企業に変わったことにショックを受けている人もいるのだそうだ。

● 欧州リーグで存在感を示す UAEのエミレーツ航空

ところで、欧州サッカークラブのスポンサーには、どんな企業が名を連ねているのか。

存在感を示しているのはアラブ首長国連邦(UAE)の航空会社「エミレーツ航空」だ。

まずスペイン・リーガエスパニョーラでFCバルセロナのライバルとして知られる強豪レアル・マドリードのスポンサーを務めているのが目立つが、それだけではない。

イングランド・プレミアリーグではアーセナル、イタリア・セリエAは本田圭佑が所属するACミラン、ドイツ・ブンデスリーガはハンブルガーSV、フランス・リーグ1はパリ・サンジェルマンと、主要リーグのビッグクラブをスポンサーとしてすべて押さえている。

同じく中東の航空会社では、楽天が契約する前のFCバルセロナのスポンサーがカタール航空だったし、プレミアリーグの強豪マンチェスター・シティのスポンサーはUAEのエティハド航空だ。

ビッグクラブのスポンサーになるには年間10億から60億円という巨額の契約金が必要で、それが支払えるのは中東の企業ということなのかもしれない。

他のビッグクラブのスポンサーを見てみよう。マンチェスター・ユナイテッドはアメリカのゼネラルモータース、イタリアの長友佑都が所属するインテル・ミラノはタイヤメーカーのピレリ、ユヴェントスはアメリカのクライスラー社(ロゴはJeep)、ドイツの強豪バイエルン・ミュンヘンは通信会社ドイツテレコム、香川真司が所属するドルトムントは化学品製造メーカーのエボニック。

いずれも世界を相手に事業を展開する大企業だ。

少なくなっているとはいえ、そのなかに日本の企業が名を連ねているのは頼もしい。

メッシやネイマールが「Rakuten」のロゴを胸にプレーする姿を早く見たいものである。



スレッド作成者: あ゙ (HbjgqMz6lI.)

このトピックへのコメント:
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(11/22 - 16:40) アトレティコはバンダイやろ
(11/22 - 16:34) マジでスポンサー交代と共にメッシ移籍したら「Rakuten」の名前は歴史に残るな。
ヘンリク (11/22 - 10:54) スバルもどこかあったはずだなぁと思って探してみたら、コベントリーシティでかつてスポンサーしてました。
(11/22 - 10:12) ヤングボーイズもホンダの現地法人だった気がする
ヘンリク (11/22 - 09:33) レッドスターベオグラードのTOYOTA、ディナモ・モスクワのXEROXとかは現地法人パターンなのかな。以外とナショナル契約じゃないパターンも有りそうですね。
(11/22 - 08:57) メッシ移籍するから想定済
ヘンリク (11/22 - 08:53) 自動車メーカーは販路拡大を狙って、スポンサーになる事多いですね。トリノのSUZUKI、アタランタは右胸に大きくないけどDAIHATSUの時代もありましたし。
(11/22 - 08:25) バルサ弱くなりそう
(11/22 - 07:42) ↓そういえばそんなネタもあったなw
(11/22 - 07:36) ポーツマスポーツマス=猫ひろし
(11/22 - 07:27) ポーツマス(イングランド)=沖電気