■ なぜ韓国は観光赤字になるのか 日本並みに誘致に熱心も「金を使うところがない」
産経新聞 11/23(水) 10:25配信
日韓関係が一時の「“超”冷却期間」から脱しているからか、日本を訪問する韓国人旅行客は昨年を上回る勢いだ。
中央日報日本語版サイトに掲載された韓国経済新聞の記事によると、今年1〜9月に日本を訪問した韓国人旅行客は前年同期比30.2%増の371万人で、昨年1年間の400万人の9割超に達した。
特に人気の地域は大阪。旅行客数の上昇率が東京や北海道、福岡を大きく上回り、韓国の旅行業者の話では「大阪はキャンセルが発生しても航空搭乗率が80%台を維持している」という。
大阪人気を牽引しているのがユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)だ。
日本国内では長らく東京ディズニーリゾートの後塵を拝するような位置づけにあったが、「ハリー・ポッター」をはじめ話題性のある大型アトラクションを積極的に導入すると集客力を大きく上昇させ、11月7日に平成13年3月の開業からの累計入場者数が1億5000万人を突破した。
同紙は、日本人気の理由について、旅行業者の分析として
(1)日本の代わりになるほどの地域がない
(2)いつでも訪問しやすい距離
(3)競争激化による安い航空料金
(4)ショッピングや料理の魅力
を挙げた。
一方で同紙は、韓国観光業の韓国経済への影響を懸念する記事や社説を相次いで掲載している。
韓国銀行によると、今年7〜9月期に海外へ出かけた韓国民は全国民の12%に相当する605万4823人で、前期比19.4%増。韓国民の海外での消費額も65億9500万ドル(約6630億円)と前期比で21.7%増えた。
逆に、韓国での外国人旅行客の消費額は減り、同期の観光収支の赤字は24億7010万ドルと前期の3倍にのぼった。
同紙は、こうした現象が韓国の内需低迷の一因になっているという。
韓国開発研究院の「内需増加率が減り、景気回復の動きが弱まっている」というコメントも載せて、観光収支の赤字は景気にも影響していることを取り上げている。
日本では、安倍晋三政権は観光を成長戦略の一つの柱に位置づけ、外国人旅行客数が今年初めて年間2000万人を突破した。
32(2020)年までに訪日客の4000万人突破を目指すとしている。
韓国も外国人旅行客の誘致は日本並みに熱心だ。
人気スポットの済州島は中国人を中心に外国人客を増やしており、聯合ニュースが11月8日に「済州島の年間観光客数が過去最高を更新した」と報じた。
また、韓国国内の免税店は中国人による「爆買い」でにぎわっていると報道されている。
それでも、なぜ韓国は観光赤字になるのか。
韓国経済新聞は冷ややかに分析している。
「韓国は遊びにいくところ、お金を使うところがない」
観光収支が赤字という現状については「劣悪な国内観光に満足できず海外に出る旅行客が急増する一方、苦労して海外観光客を誘致しても消費するところが不足している『観光コリア』の現実を端的に見せている統計だ」と断じた。
韓国国内の観光は、どう「劣悪」なのか。
同紙は「南海岸の海洋レジャースポーツはうまくいっていない。娯楽・レジャー施設は絶対的に不足している」と指摘した。
特に、テーマパークの不足を問題視している。
中国では、上海ディズニーランドが6月に本格オープンし、北京にはユニバーサル・スタジオが予定されている。
日本では冒頭紹介したUSJが「韓国の若者の『最も行きたい場所』の一つ」(同紙)になっているという。
逆に、韓国は長らく「テーマパークの墓場」といわれてきた。
“2020年オープン”といわれた京畿道華城のユニバーサル・スタジオ建設計画は白紙になり、「漂流している」(同紙)状態にある。
原因は、手続き上の問題のほか、資金不足にあるとされている。
また、施設の誘致を掲げてきた朴槿恵大統領はスキャンダルに見舞われ、実現はさらに遠のいたという見方も出ている。
同紙は、韓国の観光といえば「地方自治体の食べ物祭りなどがすべて」であり、韓国の寺に滞在しながら韓国仏教の修行を体験するテンプルステイのような観光スタイルは「滅びるしかない」とまで言い切った。
ここまできたら恨み節にも聞こえてくる。
もっとも、韓国はこのところ不景気に見舞われ、政治も含めて暗いニュースが満ちあふれている。
閉塞感が漂う韓国から脱出したいという思いが海外旅行の増加につながっているとみる向きも少なくない
[ 2016年11月23日 - 11:19 ]
(11/23 - 11:41) 韓国スレ、マジで多すぎじゃね…