■ ハンガリー代表としてユーロ2016で活躍し、セリエAの扉が開いた。ロベルト・ドナドーニ監督が率いるボローニャに迎えられ、順調なキャリアアップを果たしている。1995年生まれのMFアダム・ナギが『Goal』の独占インタビューに応じ、新天地での日々、セリエAで感じること、そして母国でプレーするフットボーラーたちへのメッセージを語ってくれた。

――この1年半の活躍を信じられないほどだと考える人がいるが、どう思いますか？

「ボローニャでは、戦術面もそうだけど、僕のプレーのスタイルを確立できたと思う。以前はボールを持っている時、相手選手が3人いると上手くいかなかった。この点を改善しようと、チームメートからアドバイスを受けて今は対処できるようになった。ピッチでは以前よりも素早い判断でプレーできるようになったことが一番大きい成長かな」

――ホームシックになりませんか？

「恋人と一緒にここへ来れたので、すごく嬉しい。それにとても美しい街だね。故郷から離れて暮らし、全く別の環境にいるんだと感じているが、僕はポジティブな変化だと捉えている」

――今シーズンの具体的な目標はありますか？

「初ゴールを決めたいし、チームメートにパスを出してチャンスをもっと多く作れたらなと思う。これが僕の目標だよ」

――ユーロ2016では、MFシャビ・アロンソと比較する声がありましたが、好きなサッカー選手はいますか？

「僕もそういう選手になりたい。だけど完全に同じという訳ではなくね。僕が好きなのは、（アンドレス）イニエスタや（セルジ）ブスケツなんだ。試合の流れを読む能力がすごく高く、頭脳派なところが推しだね。もちろん、他にも素晴らしい中盤のプレーヤーは沢山いると思う」

――2018年のロシア・ワールドカップへハンガリーが出場する可能性はありますか？

「もちろん、ある。行けると確信しているよ」

――ハンガリーでプレーするハンガリー人プレーヤーへ向けて、メッセージはありますか？

「特に若手選手に向けてメッセージを送りたい。セリエAとハンガリーリーグに大きな違いがあるとは思わないでほしい。もっと効果的でインテンシティの高い練習をしているというだけだ。追いつけないものではない。」