■ 【前半戦】
モナコがボールを保持する時間は少なく、ほとんどがロングボールで終わる。
自分達がボールを持っていても得点の匂いは中々しない。
しかしトランジションでは圧倒的に速い、鋭いので非常に脅威。
また、逆転したムバッペの得点はキッカーが蹴る瞬間にFW2枚が入れ替わった形から得点が生まれる。
間違いなく普段から練習している形。
してやったり!に間違いない。
モナコの守備は442だが、両サイドハーフ2枚がシティの両SBに当ててくる424のような形。
敵陣に多くの選手を配置し、積極的にプレスを試みる。
積極的が故に、モナコのボランチ2枚の間が異常なほど開いてしまう。
デブライネやシルバにボランチが釣られ、何度も2人の間にスペースが開いている。
なので簡単にCBから降りてきたアグエロに楔が入りまくる。
そうなったらモナコのCBが飛び出してアグエロに対応するようになっているが、、、。
あまりにも開いてしまい、大丈夫か?と思ってしまう。
20分ごろ、シティがビルドアップの形を変える。
左SBのフェルナンジーニョがボランチに移動し、ヤヤとコンビを組む。(3−2のビルドアップ)
4−1ビルドアップでは424で対応するモナコだが、3−2に変化して数分は曖昧になる。
4−1ビルドアップならFW2枚のうち、1枚がCB2枚を観る。
もう1枚がボランチをマンツー。
そして両サイドハーフが両SBを観る事で良い。
今までは2トップのうち、1枚がCB、もう1枚がボランチで良かったが、3−2になった事でボランチが2枚に。
するとFW2枚ともボランチを観ざるを得ない状況になる。(もしFW1枚がCB、もう1枚がボランチを観るとしても、FW1人に対してボランチは2枚なので数的不利になってしまう。)
また、モナコ両サイドハーフはシティのWBを観るべきか、それともサニャ、オタメンディの両CBにプレスを掛けに行くべきか戸惑いが生じる。
もし両サイドハーフがサニャ、オタメンディにプレスを掛ければシティのWBがフリーになってしまう。(もちろんモナコSBが上がって対応する手もある)
そんなことで、どうしよう!と戸惑っているモナコ。
25:25では戸惑いながら424守備をするモナコ。
モナコのサイドハーフ10番ベルナルドシルバがシティのWBシルバを無視してCBオタメンディに寄せたいように観える。
と言う事でWBでフリーのシルバに浮き球が入り、ごちゃごちゃした後、シティが先制。
モナコのベルナルドシルバの守備が雑なのは7:00でも何となく伝わる。
帰陣が遅くシルバが簡単に受ける事に成功。
(このシーンでもモナコの2ボランチ間がスカスカで簡単に楔が入っている)
【後半】
戸惑っていたモナコのサイドハーフがハーフタイムに指示が飛んだ模様。
サイドハーフはCBにプレスを行かない事をしっかり守るベルナルドシルバ。
それでもボランチ間はスカスカに開いている。
CBが飛び出して対応すれば良いのかもしれないが、カードが出やすい試合なので余計なファウルは出来ない。
後半はゴラッソ連発なので、戦術的な事より単純に試合を楽しみました。
[ 2017年02月22日 - 17:28 ]
【【高速トランジション】シティvsモナコ【3−2ビルド】
このトピックへのコメント:
(02/22 - 21:11) 単純に試合を楽しんだと言うか、後半は僕の集中力が持たないだけなんですけどね