■ コッパ・イタリアは現地時間２月28日（以下現地時間）に準決勝ファーストレグの１試合が行なわれ、王者ユヴェントスがホームでナポリに３対１と勝利した。

　先制したのはアウェイのナポリ。36分、インシーニェとミリクのワンツーから、最後はカジェホンがクロスを押し込んで均衡を破る。

　ユーヴェは後半、47分にディバラがクリバリに倒されてPKを獲得し、これを自ら決めて同点に追いつく。64分には、クアドラードのクロスからイグアインのゴールで逆転に成功した。さらにその５分後、クアドラードがGKレイナに倒されたとの判定で再びPKを獲得。またもディバラがこれを決めてリードを２点に広げると、そのまま逃げ切って先勝した。

　敗れたナポリは、判定への怒りをあらわにしている。ユーヴェに与えられたPK２本に抗議。さらに2本目のPKに繋がるカウンターの前に、アルビオルに対するユーヴェ側のプレーで、ナポリにPKが与えられなかったことにも不満のようだ。

　ジュントリSDは「負けたのは判定のせいだ。それらの判定は議論に値するものではなく、恥ずべきで、イタリアサッカーに損害を与えるものだった」「最初のPKは与えられるべきでなかったし、２つ目はさらにそうだ。逆に我々にPKがあるはずだった。この主審は恥じるべきだ」と、怒りを隠さなかった。

　レイナも「（クアドラードを止めた際に）ボールに触れたし、PKじゃなかった」「アルビオルに対するPKのことは誰も騒がない」「あれの方がPKに値した。今夜は審判のミスで結果が決まったんだ。イタリア全土が目にしたはずだよ」と激怒している。

　一方、ユーヴェのキエッリーニは「バールのおしゃべりだ」「僕らは慣れている。僕らが考えるのは実際に起きたサッカーのことや、自分たちのミスのことだ。ナポリ（での第２戦）では汗をかいてハードに戦わなければならない」と、ナポリの主張を一蹴した。

　この試合のセカンドレグは４月４日に行なわれる。（STATS-AP）

コッパ・イタリア準決勝ファーストレグが2月28日に行われ、ユヴェントスはホームでナポリと対戦。3−1と逆転勝利を収め、決勝進出に前進した。

　逆転ゴールを決めたユヴェントスのアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインが試合後、イタリアメディア『Rai』のインタビューに応じた。

　古巣ナポリとの一戦で、勝利に導く逆転弾を叩き込んだイグアイン。「素晴らしいナポリとの対戦で、とても難しい試合だった。前半は高い位置からプレッシャーをかけられてリードを許し、少し苦しんだね。ハーフタイムには（マッシミリアーノ・アッレグリ）監督から『逆転できるから、ずっと我慢するように』と言われた。その通り、逆転することができた。これが自分たちの強さだと思う。リードを奪われても、すぐに同点に持ち込んで、耐えることができる」と、素晴らしい逆転勝利だったと満足感を示した。

「ナポリでのセカンドレグに向けて大きな勝利だ。ナポリには常にリスペクトがあるが、このユヴェントスでプレーすることができて幸せだ。これからもこの道を歩んでいきたい」

　ユヴェントスへの忠誠を誓ったイグアイン。ナポリの本拠地で行われるセカンドレグは、4月5日に予定されている。ユヴェントスの次戦は3月5日、セリエA第27節でウディネーゼとのアウェーゲームに臨む。