■ スパルタークが今世紀初の優勝、トミが早々に降格を決めたロシアプレミアリーグは、それでも今シーズンも最後まではらはらドキドキです。毎度危ない橋を渡っているクルィリヤ＝ソヴェートフ・サマラ、良くても入れ替え戦は免れそうにないですが、ではその対戦相手になりそうなのは？
ということで、ФНЛロシア全国リーグの現況ですが、４節残して余裕で優勝のディナモに続いて、トスノも２位確定でプレミア昇格。
一方下位は混戦。
16位以下がПФЛ (2部リーグ)降格なのですが12位から19位までが勝ち点3差です。

1 ディナモ・モスクワ 36 24 9 3 61-25 81
2 FKトスノ 36 19 12 5 57-28 69

3 エスカー＝エネルギヤ・ハバロフスク 36 15 13 8 42-28 58
4 エニセイ・クラスノヤルスク 36 17 6 13 51-42 57

5 FKタンボフ　36 15 10 11 39-31 55
6 シンニク・ヤロスラーヴリ 36 15 9 12 41-37 54
7 スパルターク・モスクワ-2 36 14 11 11 51-41 53
篠塚一平選手所属のスパルターク-2は一時期（というかつい最近）「ほんとなら入れ替え戦」ラインまで順位を上げていたのですが、昇格可能性ないからなのかここまで順位が落ちていた。
8 FKチュメニ 36 14 11 11 48-40 53
9 ファケル・ヴォロネジ 36 14 10 12 37-38 52
10 クバン・クラスノダール 36 13 13 10 40-34 52
11 FKヒムキ 35 11 16 8 39-39 49
12 ルチ＝エネルギヤ・ウラジオストク 36 9 13 14 26-40 40
皆さまのルチ＝エネルギヤもかなり厳しい。
いつも何だかんだ言ってすれすれで生き残るのがルチですが。
13 ヴォルガリ・アストラハン 36 10 9 17 36-48 39
14 ゼニット・サンクト＝ペテルブルグ-2 36 8 15 13 40-50 39
15 シビリ・ノヴォシビルスク 36 8 14 14 29-45 38

16 スパルターク・ナリチク 36 7 17 12 24-31 38
17 モルドヴィヤ・サランスク 36 10 6 20 35-48 36
18 バルチカ・カリーニングラード 36 7 15 14 23-35 36
19 ソコル・サラトフ 35 7 15 13 33-49 36
20 ネフテヒミク・ニジェネカムスク 36 6 8 22 27-50 26

ナリチクやモルドヴィヤのような、プレミアリーグ経験のあるクラブもすれすれのラインにひしめいています。
長きに渡ってФНЛ西端クラブであったバルチカも風前の灯。

一番気になるのは入れ替え戦に出てくる3,4位となるクラブですが、現時点ではエスカー＝エネルギヤ（極東）とクラスノヤルスク（シベリア）となっており、プレミア側のクラブにとっては誠にありがたくないでしょうねえ。
仮にほんとに昇格してきてしまったらプレミアリーグの異動がまた大変なことになってしまいます・・・。