■ 韓国代表が6月8日のイラク戦(親善試合)、6月13日のカタール戦(Ｗ杯最終予選）のメンバーを発表した。

ＪリーグからはGKクォン・スンテ(鹿島アントラーズ)、GKキム・スンギュ(ヴィッセル神戸)、GKキム・ジンヒョン(セレッソ大阪)、DFキム・ミンヒョク(サガン鳥栖)の４選手とバックアップメンバーとしてGKチョン・ソンリョン(川崎フロンターレ)、DFオ・ジェソク(ガンバ大阪)が招集された。

GKクォン・スンテ（32、鹿島アントラーズ(日本)）
GKキム・スンギュ（26、ヴィッセル神戸(日本)）
GKキム・ジンヒョン（29、セレッソ大阪(日本)）
GKチョ・ヒョヌ（25、大邱FC）

DFチャン・ヒョンス（25、広州富力(中国)）
DFホン・ジョンホ（27、江蘇蘇寧(中国)）
DFカク・テヒ（35、ＦＣソウル）
DFキム・ミンヒョク（25、サガン鳥栖(日本)）
DFキム・チャンス（31、蔚山現代）
DFチェ・チョルスン（30、全北現代）
DFキム・ジンス（24、全北現代）
DFパク・ジュホ（30、ドルトムント�U(ドイツ３部)）

MFキ・ソンヨン（28、スウォンジー・シティ(イングランド)）
MFイ・ミョンジュ（27、アル・アイン(UAE)）
MFハン・グション（27、アル・ガラファ(カタール)）
MFイ・チャンミン（23、済州ユナイテッド）
MFファン・イルス（29、済州ユナイテッド）
MFイ・ジェソン（24、全北現代）
MFナム・テヒ（25、レフウィヤ(カタール)）
MFイ・チョンヨン（28、クリスタル・パレス(イングランド)）
MFソン・フンミン（24、トッテナム(イングランド)）

FWチ・ドンウォン（25、アウクスブルク(ドイツ)）
FWファン・ヒチャン（21、ザルツブルク(オーストリア)）
FWイ・グノ（32、江原FC）

【感想】
全体を通じて、意外だったのはDFパク・チュホ(元鹿島アントラーズ)とFWイ・グノ(元ガンバ大阪)も元Ｊリーガー勢の復帰。

特にパク・チュホは2017年、負傷離脱が多発したドルトムントの中でもリーグ戦、カップ戦ともに出場機会はなく、ベンチ入りもできない状況が続いていた。
そのため、今年４月からはドイツ３部リーグのドルトムント�U（Ｂチーム）の試合に出場している。そのような状況下でも招集したのは意外だった。

また、ＡＣＬで韓国Ｋリーグ勢で唯一、ベスト１６入りした済州ユナイテッドからは２選手が初招集された。

このことから、ウリ監督は、欧州組は出場機会の有無に関係なく招集、ＡＣＬで結果を残した選手を招集する傾向があるように思える。

最後に中国組が減少した。中国リーグではアジア枠が廃止されたため、上海申花DFキム・ギヒ、重慶力帆MFチョン・ウヨン(元ヴィッセル神戸)の出場機会が激減。
広州富力DFチャン・ヒョンス(元ＦＣ東京)は呼ばれたが、今季のリーグ戦出場はわずか１試合。Ｊリーグクラブも獲得に乗り出していると言われており、その動向が注目される。

中国リーグの減少もあり、海外組の最多招集国はＪリーグの４選手（バックアップメンバーを含めると６選手）となった。


【内訳】
アジア組：９名（日本：４、中国：２、カタール：２、ＵＡＥ：１）

国内組：９名

欧州組：６名（イングランド：３、ドイツ：１、オーストリア：１、ドイツ３部：１）