■ スターバックスの前を通りがかる
それは午後の昼下がりだ
店内は客も少しだけ減ったぐらいの時間が狙い目
シルバースーツを着こなしたおれがスターバックスに入ると
さらに店内の敷居が上がる気がした
コツコツと高級革靴を鳴らしながらカウンターに向かう
決まっておれは頼むものがある
「バニラクリームフラペチーノにカスタマイズ。
エスプレッソショット。あと、シナモンパウダーもね」
これでウィンクする
店員はばっちり笑顔が咲く
(ハイセンスな貴方にお似合いですね)
(そうだろう?)
席につくとおれはipadを取り出して予定表やプロジェクトを眺める
「あのう・・・新作のケーキなんですけどいかがですか」
店員が紙カップの中のオレンジ色のケーキを差し出す
「ありがとう。そこに置いてくれるかな」
飲み頃のフラペチーノに口をつけて店員が頬を赤らめながらコーヒー豆をドリップする姿を眺める
やれやれと苦笑してロレックスを見るとそろそろ商談の時間だ
プロフェッショナルに生きる男にはスターバックスはぴったりなのだろうと確信したよ
[ 2017年06月03日 - 18:18 ]
(06/03 - 18:44) コーヒーなんて分厚いマグカップの口当たりと鼻に抜ける香りが風味の半分を占めるもんだろ。
(06/03 - 18:42) 紙コップに蓋をして小さな穴からコーヒーをすすってる奴らの気が知れない。
(06/03 - 18:36) 自分探しの旅
(06/03 - 18:34) お前村上春樹だろ?
(06/03 - 18:33) 皮肉
(06/03 - 18:23) スタバってこういう自称できるやつが並んでてせせら笑っちまう