■ 「ポジショナルプレー」「ハーフスペース」って何? 一歩先をいく戦術論への誘い
[特集]
欧州の新スタンダードを学べる
戦術用語講座
「ゴールの85%は5本以下のパスから生まれる」
60年代にイングランドサッカー協会で公式トレーニングマニュアルを作ったダイレクトプレーの信奉者チャールズ・ヒューズは、この統計を見て大きな間違いを犯してしまった。パス5本以上ではゴールの確率が下がるので、それ以上繋がないように制限をかけたのだ。その結果どうなったかと言えば、パス5本に至る前にロングボールを蹴るという本末転倒なサッカーが展開されることになる。この理論の下で指導された70年代以降のイングランド代表は深刻な低迷期に入った。
ヒューズの教訓が教えてくれるのは「木を見て森を見ず」の危険性だ。ペップ・グアルディオラの登場以降、戦術のパラダイムが大きく変わろうとしているが、「ポジショナルプレー」や「ハーフスペース」など断片的なボキャブラリーだけが独り歩きすると、我われも同じ過ちを繰り返すことになるだろう。
各用語を一度しっかり定義して全体マップを作りたい、というのが今特集の目的だ。「木」ではなく「森」を見なければ、難解さを増す現代サッカーは理解できないのだから。
実は4つの型がある“後の先”プレスの全容
TACTICAL TIPS 6 認知
中野吉之伴
いかに「試合の状況」で…認知〜選択〜決断をめぐる探求
COLUMN 認知と感情 ――「直感」が戦術的最適解を選び取る
元SVホルン監督・濱吉正則氏が解説。
ナーゲルスマンのトレーニングに見る、「認知」を鍛える最新事情
TACTICAL TIPS 7 戦術的ピリオダイゼーション
林舞輝
“モウリーニョ講座”に合格した新世代コーチ林舞輝が語る「日本サッカーの日本語化」
[特別寄稿]ダニエーレ・マヌシア(L'Ultimo Uomo編集長)
ジャーナリズムは新しい戦術用語をどう扱うべきか?
2.13再開! CL・EL決勝ラウンド初戦をおさらい
INTERVIEW
パブロ・アイマール(U-17アルゼンチン代表監督)
優れた指導者とは…アイマールは対話する
REGULARS
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ディープスロート 内部情報が語るRマドリー ●ディエゴ・トーレス
- フロレンティーノに降りたネイマールというお告げ
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footballista Game Labo
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THEATRE OF ENTERTAINMENTS
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ドイツサッカー誌的フィールド ●ダニエル・テーベライト
- 土曜午後の魔法はいずこへ…また一つ消えゆくブンデスの美徳
CALCIOおもてうら ●片野道郎
- 内部からの改革は不可能。カルチョの闇に伊スポーツ界のトップが挑む
サッカーを笑え ●木村浩嗣
- 選手枠を売ったLFP。サウジアラビア人大量加入とテバスの野望
連載コラム
ENGLAND 山中 忍/FRANCE 小川由紀子
NETHERLANDS 中田 徹/SPAIN 工藤 拓
BRAZIL 沢田啓明/ARGENTINA チヅル・デ・ガルシア
ポルト大学の林さんが登場ですね
Twitterでモウリーニョの講座に合格したとツイートして、大きな反響がありました
海外では選手の動きひとつひとつに名称があるらしく、言語化が進んでいますね
もう1回この本で定義を勉強したいと思います
文字化けしたらごめんなさい
https://www.footballista.jp/magazine/42074
[ 2018年02月08日 - 03:29 ]
qwwpnfoq (12/27 - 18:33) SjIOodenjbs
fflrafy (09/09 - 17:08) RpTbfdwDDKXPPMfkY
(02/09 - 03:38) この最初の表題は「キックアンドラッシュ 毒」でググれば出るブログ(有名何処か)で指摘もされてるヤツか。アイマールのインタビューあるのか〜
(02/08 - 03:34) spielverlagerungのサイトだったりUUだったり、最近のボリスタは凄いですなぁ。Spielverlagerungの創設者は南野のザルツブルクのコーチだし、Spielverlagerungで記事を投稿している22歳くらいの人はハダースフィールドでアナリスト。新世代感。