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[ 2018年07月25日 - 18:48 ]

【鳩山由紀夫・小沢一郎体制が懐かしい】

■ あれから8年強だが、鳩山由紀夫・小沢一郎体制が懐かしい。あの頃に戻りたい・・・!

2009年夏の総選挙で民主党は快勝、メディアも国民も当時民主党に大いに期待していた。当時の代表だった鳩山由紀夫氏が首相となり、トロイカ体制も当然期待されていたが、小沢氏はなぜか内閣には入らず、幹事長の座に就任。ただそれは自分が最初から前面に出ると自民党や財務省あたりに不要に目を付けられ、理由もなく足を引っ張られると感じたから、当時の民主党のために一歩引いた位置で活動したかったのであろう。また最初から前面に出るよりも一歩引いた位置からの方が力を発揮できるタイプの人材はどこにでもおり、小沢氏もその一人だったといえよう。

民主党鳩山政権発足後、しばらくは日本史上最大級の事業仕分けが断行された。当時主導的立場だった蓮舫氏と枝野幸男氏(現立憲民主党代表)がどこかの漫画のごとくギラギラ目を輝かせてちょっとドン引きしたが、政権公約である「国民生活を守る」ために大事な予算を無駄遣いしてはいけないという熱い思いはしっかりと感じられた。唯一の誤算は2年後の東日本大震災に対する災害対策費用が削られていたと報じられ、世間がパニックしたことか。

それでも2010年に突入するか否かのあたりから、不当ともいえる小沢一郎バッシングが始まった。「政治とカネ」が問題になったものの、小沢氏は結局シロ判定だったはず。まして過去には自民党でも不祥事は多々あったのに、当時の彼らよりも激しいバッシングは筋が通ってない。メディアが自民党に焚きつけられて不当な小沢バッシング報道を始めたのは問題だ。なぜならばメディアは公正な立場で報道することが仕事だからだ。自民党の言い分だけを信じて、確証のない記事を書いて民主党、特に小沢氏をバッシングするのはまさにメディアは立場失格ではないか!

米軍基地問題、ダム問題もあったが、これらはいずれも2009年夏までの自民党政権の負の遺産を尻拭いさせられたものであり、むしろこの2点については自民党が全責任をとるべきだったのではないか。それならば鳩山政権は「コンクリートから人へ」の公約をすんなり果たし、国民からの信頼は失わずに済んだはず。

そうこうしているうちに、自民党の陰謀もあって、鳩山政権の支持率はどんどん下がり、ついに2010年6月初頭、鳩山氏は首相退陣。自民党による負の遺産を払拭しようと奮闘中だった小沢氏も鳩山氏によって辞任を要求されることになってしまった。だが、後の菅直人体制では消費税増税を打ち出したことで夏の参院選惨敗、ねじれ国会がしばらく続くことになってしまった。「民主党を再生させるためにとことんクリーンな民主党に戻そうではないか」と潔く退陣した鳩山氏の言葉は完全に打ち消され、その後民主党は陰で自民党とタッグを組むような形で鳩山・小沢カラーを打ち消す一方。

権力を失い、菅体制で国民生活が苦しくなってからも小沢氏へのバッシングは続いた。2011年3月11日の東日本大震災の際、小沢氏は当時中国で会談のためすぐには地元でもある被災地岩手に戻れなかった。なのにそういった事情は無視され、冷酷などと批判された。ただこの件は、あることないこと勝手にメディアに報じられたり、被災地がパニックするからという配慮もあった。また当時の執行部、すなわち消費税増税推進派から、震災復興を小沢氏主導で進めるためには「消費税増税反対を撤回すること」を条件として付きつけられ、それでも国民にウソをつけないことを理由に断念せざるを得なかったという説もあった。少なくとも震災復興が当時うまくいかなかったのは小沢一郎つぶしに躍起になっていた菅体制が悪いのであり、小沢氏は悪役扱いされる覚えはないのだ。

だからこそ、2010年6月時点で鳩山首相が支持率低下が続いても首相の座にしがみついていれば、もっといえば、小沢一郎に主権を渡す形で全権を任せれば、小沢氏がでんと胸を張って自民党をけん制し、絶対にタブーだったはずの消費税増税にも断固反対し続けただろう。2011年3月には東日本大震災が発生したが、鳩山氏が自信を失っていたとしても、小沢氏が野田佳彦氏や菅氏などに邪魔されることなく、主導的に震災復興に尽力し、信頼回復も十分できただろう。そして自民党に不満を持つ国民達からの支持を得たうえで理不尽な格差社会も着実に解消へと向かったはずだ。もちろん昨今のような暴力的な円安・値上げなどありえなかった。

そういえば鳩山・小沢体制崩壊後、日本はスポーツの国際大会で何か不自然なくらい優遇されて好成績を残すことが多くなった。おそらく当時までしばらく日本と距離を置いていたアメリカが機嫌をよくして商業的事情などからFIFAやIOCなどに色々便宜を図ったのだろう。その証拠に鳩山・小沢体制崩壊直後に開催されたサッカー南アフリカW杯では、日本は開幕のカメルーン戦からやたらと贔屓されていた。その後2011年女子サッカー初優勝、2012年からの五輪での2大会連続メダルラッシュ、2013年9月の2020年東京五輪招致成功などはまさにアメリカのご加護がモノをいったような感じだ。今回のロシアW杯でグループステージ突破に王手をかけてしまったのはFIFAの商業主義もさることながら、近年と同様の影響は否めない。

だがスポーツは本来、政治的利用したり、商業的理由で偏向判定・報道などはあってはならないはず。ここでももし鳩山・小沢体制がもっと長く続いていたら、日本はアメリカとの関係が冷え込んだままだっただろう。そのかわり、スポーツが「政治とカネ」に染まることなく、もっとフェアでロマンあふれ、無関心層でも引き付けることができたのではないだろうか。もちろんその場合は、現在のサッカーロシアW杯で大活躍中の本田圭佑も2010年カメルーン戦の決勝ゴールから8年以上も続いたフィーバーはなく、並の選手のままだったはず。それにかつてのような豪快な仕分けが続けば当然スポーツにかける予算はかなり抑制されており、スポーツに特化した生き方をしてきたアスリートはもう少し厳しい環境になっていたはず。そうなると冬季五輪で連覇した羽生結弦も連覇どころかメダル獲得も厳しかっただろう。ただ、スポーツの才能がない、もしくはケガなどやむを得ない事情でスポーツを諦めた人々からすれば、スポーツだけでリア充しているアスリートは本来受け入れがたい存在というもの。その点でも鳩山・小沢体制が長く続けば、一般の国民たちももう少し劣等感やストレスから解放されたのではないだろうか。日本は元々多数決を重んじるというなら、ごく一部の恵まれた環境に生まれたエリートのみ優遇というのは筋が通ってない。まさに弱者救済、格差是正と健全でスッキリした世の中になっていただろうな。やはり世の中はできるだけ平等であるべし。もし時間が戻るなんてことがあるなら、私は鳩山政権の支持率が高かったあの時代に戻ってほしいし、微力にすぎなくとも可能な限り鳩山・小沢体制を応援したいものだ。そうすれば2011年3月の小沢氏党員資格停止処分は免れたかもしれない。何より鳩山・小沢体制自体もっと長く続いただろう。そして鳩山氏が首相を辞めても小沢氏が首相になれれば最高なんだよな。サッカーW杯に関心のない、もしくは本田圭佑の活躍を望まない方々だけでも一度冷静に当時を思い起こしてみるといいんじゃないかな。



スレッド作成者: サントス (wbwhTHXwuM6 / F1Ka8.9r3t2)

このトピックへのコメント:
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(07/26 - 18:40) 悪魔の証明、疑わしきは罰せずって知ってるか?
(07/26 - 18:38) ザ・売国政権だったな
(07/26 - 09:36) 民主党が政権を失った大半は自民党の長年のツケの尻拭いというのは正しいと思う。でも別に政権を批判するメディアはあってもいいと思うが。もちろん、政権にも非政権にも公平に批判してほしい。
(07/25 - 20:35) 最低最悪の3年半だったな。間違っても立憲なんかが政権とってはいけないな
(07/25 - 19:19) なんの確証もなく、週刊誌やテレビ、雑誌などのメディアベースで語る典型的なワイドショー脳。肩入れする方の情状酌量を声高に叫ぶだけじゃあ意味がない。官僚が民主政権の足を引っ張った事もあるしな