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◇11人が攻守に渡って、敵の動きや配置に応じて、複数のタスクの中からすべきことを選択・実行する。
◇各々が、頭の回転を最大限に速くして、状況を正しく認知し、複数の原則の中から適切な判断を速やかに行い、躊躇なく実行する。
◇プランナーがシチュエーションに応じた原則を予め示しておくことで、認知・判断のスピードを潜在的なレベルで高める。
コンパクトな守備組織によりプレースピードが高速化していく現代フットボールの特徴に対して、上記の要素が求められるポジショナルプレーの最先端をいくマンチェスター・シティのスタイルは、まさに洗練されたフットボールといえる。
ペップ・グアルディオラがプロデュースするその美しさを、合理的に機能させるために求められるのは、司令塔や潰し屋といったスペシャリストではなく、複数のポジションを高いレベルで実行するポリバレントかつ状況に応じて複数の原則の中から適切な判断ができる人材。
そういった人材は、市場では高値で売買されるから、金に糸目をつけない資金力が求められる。そして、結果的に成功しているが、あれほどの金持ちクラブが成功しないはずがないという論評がついて回る。その批判をよそに、ペップとシティが湯水のように資金を投じているのは、芸術的な勝利を重ねることで、チャンピオンになるということの意味を、定義を考え直させるためにあると確信している。
誰もが納得する勝利をデザインするために、チートコードを乱用するが如く金をばら撒く動きは、世間がシティを「悪の帝国」とイメージづけてしまったが、こういった革新的なチーム作りは、頭脳明晰な首脳陣と完璧主義の指導者が上層部を陣取るシティにしか出来ない。
リオネル・メッシの意向が色濃く反映されるバルセロナは、何らかの形でメッシのミスリードが発生した場合、一気に瓦解する。
クリスティアーノ・ロナウド、昨今ではエデン・アザールのような名手の獲得で部分的には突出した破壊力を手に入れてきたレアル・マドリーにしても、その補強がチーム指針を抜本的な解決にならないことが多い。
同じ市内を本拠とするレッド・チームは、チーム首脳陣が勝つことを最優先事項としていないから論外。
ペップがいるうちに、チャンピオンズリーグを完全勝利することで、シティのひとつの物語が美しい結末を迎えるはず。
リーグでは自分たちよりも下位に終わり、国内のカップ戦では結果を出せなかった2チームがチャンピオンズリーグを勝ち進んでいくのを見るのは、つらく悲しかったと思う。
[ 2019年07月05日 - 13:46 ]
(07/06 - 00:39) グアルディオラとメッシの信者っぽい人ってすごく気持ち悪い人ばかりなんだけど同一人物なの?
(07/05 - 17:20) 評論家にでもなったつもりかよw
(07/05 - 16:53) ペップの哲学
(07/05 - 16:26) リーグ専用
(07/05 - 16:26) 本能型にここぞというとこで負ける。
(07/05 - 15:24) くっっっっっさ!!!
(07/05 - 14:23) ぺっ信きんもっ
(07/05 - 14:22) ペップのサッカーは行き着くところが想像できるからなぁ。でもその辺の機能美は昨今バスケでは当たり前のように見るから、サッカーは「最後は個人の閃きが勝つ」ってところにやっぱり期待したいわ
(07/05 - 14:16) せめてCLベスト4あたりまではいってくれ。
(07/05 - 13:53) 金使えばいいってもんじゃないことはスパーズが教えてくれた