■ 　サッカーJ1の浦和が、フランス1部リーグのマルセイユでプレーする日本代表DF酒井宏樹（31）の獲得をオファーし、条件面などで大筋合意したことが10日、判明した。酒井は原則24歳以下の選手が出場する東京オリンピックのオーバーエージ（OA）枠の有力候補。今夏の移籍が見込まれる。

　千葉県出身の酒井はJ1柏の育成組織出身で、2009年にトップチームに昇格。12年にドイツのハノーバーに移り、16年からフランスの名門、マルセイユで主力として活躍した。サイド突破からの高速クロスが武器で、12年ロンドン五輪に出場し、14、18年ワールドカップ（W杯）でもメンバー入り。日本代表として通算64試合出場。

　浦和はJ1で19年に14位、20年は10位にとどまった。チーム再建を期して今季からリカルド・ロドリゲス監督を招き、現在は8位。チーム関係者は積極的に補強を進めることを明言していた。