■ 解任しろという声は少なくなかった。
自分もその一人だった。
ただし、この二人の時は最終予選を突破する事が不安視されてたわけではなく、ワールドカップを見据えて早めに代えるべきというのが主な理由。
2005も2013も誰が率いても突破を果たせるくらい他国とのレベルの差が如実にあった。

二人とも底上げを怠りメンバーを固定化し過ぎたのが問題だった。トルシエが見せたような五輪チームとの融合など全く無かった。
ジーコはそもそも能力が低く、アジアカップの奇跡的勝利と親善試合ごときの強豪国相手の善戦で不必要に祭り上げられてしまったのが不幸の始まり。
ザックはアジアカップ優勝をピークにその後は下降線の一途。特にラスト二年→一年とみるみるチーム力は低下。だからワールドカップを考えて早く首にしろという声が多かった。その頃、欧州サッカーがどんどん進化していたが、ザックのサッカーは時代遅れだったし、インテンシティとか急に言い出してたけど、そんなもん選手たちに全然植え付けられていなかった。

森保もやはりワールドカップを考えて早く切るべきと自分などは随分前から主張していた。森保では世界で勝てるわけがないのだから。
そしてもっと深刻な事に今度は出場権すら逃しそうな危機に陥っている。誰が率いても突破出来るほど全く甘くはなくなった。中国は相変わらずお笑いだが、ベトナムは侮れない。ベトナムホームで勝ち点1も奪えないと相当やばい。監督は韓国人だけに日本を引きずり落としてやろうと燃えて挑んでくるに違いない。
オマーンとはアウェーで勝ち点落とすのもやばいのに日本はホームで落としてしまった。
オーストラリアとサウジが日本ほどやらかさなければ、いよいよプレーオフがやっとという現実味が帯びてくる。

森保を首にしたらマイナス面よりプラス面がかなり上回ると思う。
森保のままだとライバル国は組みやすい。森保では新たな何かは出てこない。オマーン同様、丸裸にされてるはず。
新しい監督になると相手が相当嫌がるはず。
何をやってくるのか手の内が読めない。
短期決戦だけにその利点を活かしたいと自分などは思う。自分なら新しい監督に賭けてみたい。

森保のままではワールドカップどころか出場もかなり危ういと自分は心から思う。