■ ローマという土地柄、ローマというクラブの体質…。決して簡単な作業にはならないだろう。
ローマ特有の土地柄には、私も苦労させられたよ。就任2年目に何とかスクデットにたどり着いたが、道のりは決して平坦でなかった。
すべてはクラブを取り巻く環境のせいと言っていい。物事が上手くいっているときは素晴らしい。クラブ全体がポジティブな空気に包まれる。選手はそれこそアイドル扱いだ。
問題となるのは、下を向いたときだ。チーム状態が少しでも傾くと、状況は一変する。アイドルのように扱われていた選手は、それこそ周囲から一気に奈落の底へと突き落とされるんだ。
私が指揮を執っていた当時、ローマに多くの時間を割くラジオ番組がいくつも存在した。その影響力の大きさときたら、想像を絶するほどだった。
ローマは何事にも一喜一憂する土地柄。群衆に引っ張られて、われわれもメンタルのバランスを保つのが極めて難しい。
1つ、リアルな例をあげてみよう。スクデットを獲得した2000−01シーズンの話だ。なんせ18年ぶりのリーグ優勝だ、ロマニスタの喜びたるや想像に難くないだろう。
とはいえ、だ。その歓喜の渦は何と半年近くも続いた。信じられないような話だが、大げさでも何でもない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/eeb5bd22eeacee8569dfa20ec0997bb986027890
[ 2021年10月09日 - 08:51 ]
(10/09 - 17:58) だよな。俺がローマオリンピコを訪れたのは中田が去ってから約8ヶ月だったけど、スレ違うロマニスタからどれだけ「ナカータ、ナカータ」と言われたことか
(10/09 - 12:00) 面白い。モウリーニョ頑張ってほしい。